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「第44回酪農公開講座」を栃木県那須塩原市で開催

2012.12.17ニュース

NEWS NO.85(2012年度)

「第44回酪農公開講座」を栃木県那須塩原市で開催

 

エクステンションセンター生涯学習課は、11月16日、栃木県那須塩原市の黒磯公民館いきいきふれあいセンターで「第44回酪農公開講座」を開催し、地元高校生41名を含む136名の参加がありました。
本講座は、卒後教育の意味も含め、本学の日頃の教育、研究の成果を酪農の地域や現場で役立てることができればと考え、開催しております。
昨年、東日本大震災と福島県第1原子力発電所の事故により、放射能被害が発生しました。本学卒業生である栃木県の酪農家より、放射能による汚染された土壌の除染について学問的に調査するなど、協力して欲しい旨の要望があり、当地での開催となりました。そのため、今回の同講座では、「震災から学ぶ、震災後の酪農」を主題に、本学獣医学群遠藤大二教授(獣医放射線生物学ユニット)が「積み重ねられた放射能測定データをゼロリスクに活かす」、本学農食環境学群森田茂教授(家畜行動学研究室)が「警戒区域内における家畜の対応」と題して講演しました。

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開会にあたり、主催者を代表して谷山弘行学長は、「震災により食料生産に責任を持つ農業従事者にとって、被災地域を超えて共有しなければならない大きな課題が提示されました。安全で安心な食の提供は、農村だけに課せられた責任ではなく、国全体として責任を負っていることを改めて認識しなければなりません」と挨拶しました。
また、開催地代表として、本講座の共催団体である栃木県酪農協会石川正美会長は、「放射能被害が発生し、汚染された土壌の除染や家畜飼養における対応など大きな課題があり、今回の講座が栃木県の酪農家に対する強力な支援になることを願っております」と挨拶されました。
最初の講演者である遠藤大二教授は、「ベイズ統計による平均値や分散の予測は、あくまで条件が類似するデータや経験に基づく必要があり、そのため地域の酪農家が協力して相互に情報交換を行い、類似性の高い条件 の牧草及びその他の収穫物の放射能データを共有することが重要となる」とまとめました。

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次の講演者である森田茂教授は、震災以降、警戒区域内に取り残された家畜の生かす道を考えることは、特殊な家畜を対象とした検討ではなく、それ以外の地域で飼育されている家畜、畜産業における家畜と管理者の関係を問い直すことと同意である。」とし、自らが関わる「警戒区域内家畜保護管理特命チーム」の活動を紹介。
全頭殺処分以外に家畜を保護し、活用する方法を模索していることを話しました。

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質疑応答の後、休憩に入り、参加者全員に酪農学園大学アイスクリームを提供し、試食していただきました。
次に中辻浩喜エクステンションセンター次長が座長となり、パネルディスカッションを行い、最後に参加者にアンケート用紙に回答をしていただき、第44回酪農公開講座は無事終了しました。

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