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グリーンアスパラガスの伏せ込み促成栽培を実習

2014.11.21ニュース

NEWS NO.109(2014年度)

グリーンアスパラガスの伏せ込み促成栽培を実習

 

 11月20日(木)、本学園の作物生産ステーションで「栽培学実習Ⅱ」の授業が行われ、園田高広教授(循環農学類 農場生態学研究室)の指導のもと、循環農学類3年約20名がグリーンアスパラガスを植えました。

 作物生産ステーションでは、グリーンアスパラガスの伏せ込み促成栽培の研究が行われています。アスパラガスは4月~7月が旬で、冬季はほとんど国内生産がなく、その11月~2月の端境期に出荷するための栽培技術です。春から秋にかけて根株を養成し、10月頃に掘り上げ、温度管理をして休眠打破したのち、ハウス内の床に伏せ込みます。伏せ込んでから1週間から10日で収穫できる短期栽培法で、甘く柔らかい食味が特徴です。道内では、厚沢部町、新篠津村、美幌町、新ひだか町などで取り組まれています。

 

 実習では、「太宝早生」という品種の根株を使い、糖分を蓄えている根(貯蔵根)の数と重量を計測し、糖度を測定しました。その後、プランターに伏せ込み作業を行い、加温ハウス内の温床シートの上に置きました。

 

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授業風景 根株の重量計測 貯蔵根の数を計測
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根株の糖度測定 根株の糖度測定 根株の観察
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伏せ込み作業 伏せ込み作業 伏せ込み作業
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加温ハウス内 加温ハウスにプランターを置く 11月上旬に伏せ込んだアスパラガス

 

 指導を担当する園田教授は、「温度管理が難しく、人手が必要な栽培法ですが、冬季に空いているハウスを活用して高収益が期待できます。11月は市場では100グラム当たりおよそ500円で取引されており、店頭価格は800円くらいになるでしょう。10アール当たりの収益は約90万円で、経費を差し引いて50万円ほどの利益が見込めます。

 冬季に生産できるほうれん草、小松菜などの葉菜類は、収量の変動が大きく、価格も低いのが現状です。グリーンアスパラガスの伏せ込み促成栽培は、農家の所得を確保するために非常に有望な技術です。

 貯蔵根量による収量の変動だけではなく、収穫後の根株の成分(サポニン)のセンチュウ対策への活用検討や、廃棄処分する茎葉を肥料として活用する技術も研究しています。学生たちには、まずはこういう栽培法があることを知り、チャンスがあれば、将来その知識を活用してもらいたいと思います」と話しました。

 実習をした学生たちは、「根株の糖度が20度を超えていて、高糖度トマトの倍以上で驚きました」「伏せ込んだ根株からどれくらいアスパラが生育するのか、次回の実習が楽しみです」と話しました。

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