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建学原論で麻田理事長と仙北学園長が特別講義

2015.01.19ニュース

NEWS NO.139(2014年度)

建学原論で麻田理事長と仙北学園長が特別講義

 

 1月14日(水)・15日(木)、本学の麻田信二理事長と仙北富志和学園長による「建学原論」の特別講義が黒澤記念講堂で行われ、1年生約800名が熱心に耳を傾けました。

 

P1130969 1日目は、麻田理事長が「建学の理念と酪農学園」というテーマで講演しました。

 「私は1970年に大学を卒業し、それから約50年がたちました。その間に、社会は大きな変化を遂げました。前半は高度経済成長から陰りが見え始め、後半は冷戦構造が崩壊して、共産主義の幻想が消え去りました。現在は、世界は大きな混乱期に入ろうとしています。これからの50年を生きるみなさんには、さまざまな困難があり、希望もあるでしょう。どのような社会を作り、そこで自分は何をやるのか、それをこの大学時代に学ぶことで見つけてもらいたいと思います。

 酪農学園の創立者である黒澤酉蔵先生は、こうと思ったことにどんどん挑戦していく、行動の人でした。自分を他人と比較したり、過去の自分と比較して思い悩むことは、マイナスにしかなりません。“他人と過去は変えられない、しかし自分と未来は変えられる”という言葉があります。皆さん一人ひとりが、良い物を持って輝いています。自分を信じ、自信を持って挑戦してください。

 減反(米が過剰となり、作付制限を行うこと)が叫ばれていた1980年、北海道米はまずいと言われていた時代に、北海道庁はプロジェクトチームを作り、日本一おいしい米作りを目指しました。その中にいた私は本当にできるのかと思いましたが、粘り強く研究を続けた結果、チームはコシヒカリに匹敵する食味の『ゆめぴりか』を生み出すことができました。他にもおいしい米の品種がいくつも誕生し、酒米もでき、かつては不可能と言われたことを成し遂げることができたのです。

 この大学は、これからの社会にとって本当に必要な大学だと私は思っています。酪農学園大学で学んで良かったという、楽しく有意義な学生生活を送ってください」

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P1130978 2日目は、仙北学園長が「建学の理念に共鳴を」というテーマで講演しました。

 「私学の良さは、そこに必ず建学の精神が存在することです。酪農学園大学の建学の精神は『三愛主義』と『健土健民』であり、その精神に触れることがとても大切で、それが『建学原論』です。

 創立者の黒澤酉蔵先生は、たった一頭の牛で酪農を始めました。その後、組合組織の立ち上げなどの活動を経て、日本の農業の発展には青年教育が不可欠との思いを強くし、82年前に学校を作りました。わずか25人、1カ月間の研修からスタートし、当時は全寮制で授業料も食事代も取らないという学校でした。

 黒澤先生は、『健土健民』に『健産』を加えた三健論を唱えています。個人の健康では、一番大切なのは心の健康『健心』で、次が体の健康『健身』、それから家計の健康『健財』です。これを国に置き換えると、健康な国民『健民』、健康な国土『健土』、健康な産業『健産』となります。そして、健康な産業の源は農業です。農業を中心とした1次産業がしっかりとしていてこそ、その上に商業や工業が成り立ちます。その農業を担う人材を育てるのが、酪農学園大学です。

 私は酪農学園大学の1期生ですが、青森県庁への就職が決まっていた大学4年の冬に、突然、当時の学長に呼び出されました。そこで開口一番、『君は不真面目な学生だ、建学の精神を何と心得ている。農村で青年教育にあたることを期待していたのに、青森に行って役人になるつもりか』と一喝されました。そして、『明日の朝から牛舎に行って実習をし、乳の搾れる役人になりなさい』と言われました。これから相対する人々の気持ちがわかる人間になれ、というその言葉は、私のそれからの人生を大きく変えました。

 『教育は風景である』という言葉を、黒澤先生は残しています。酪農学園を訪ねて来る人たちは、すばらしい風景だと言います。その風景を体に感じ、ここで学ぶ機会を大切にしてください」

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