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「奇跡の生体 寄生虫講座」を開催

2015.09.17ニュース

 NEWS NO.100(2015年度)

「奇跡の生体 寄生虫講座」を開催

 

 エクステンションセンター生涯学習課主催の「奇跡の生体 寄生虫講座」が、9月5日(土)に、C1号館1階の101教室で開催されました。受講者は、中学生から80歳代までの、幅広い年齢層の方々22名が参加されました。

講師は、講義1、講義2とも獣医保健看護学類獣医寄生虫病学ユニット福本真一郎教授が務め、寄生虫に興味関心ある方には、じっくり学べる絶好の機会となりました。

 

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 講義1は、「干支の動物の寄生虫シリーズ 未(ひつじ)の寄生虫」をテーマに行われました。今年の干支は未=羊であり、日本の70%が北海道で飼育されており、馴染みのある動物であることからテーマ設定を行ったことを話されました。羊の飼育状況、種類について話され、特に羊は臀部と尾に大量の脂肪を蓄積する特徴があり、この脂肪を利用することが家畜化された理由の一つであったことなどの利用の歴史を話されました。そして羊の寄生虫として、捻転胃虫症、消化管寄生虫症、拡張条虫症、人体に影響の可能性がある寄生虫症として単包虫症、トキソプラズマ症について解説されました。

 ウシの寄生虫とされていた寄生虫がエゾシカからも検出されている事例もあり、家畜と野生動物の間で寄生虫のやりとりが行われる可能性があり、絶滅したと思われている病気が復活する日が来るかもしれないとまとめられ、1講義目を終了しました。

 講義2は、「寄生虫はどこからきたのか(海を渡る寄生虫)」をテーマに奄美大島や隣接する徳之島にのみ現存する「生きた化石」とも言われるアマミノクロウサギやアマミトゲネズミや奄美大島を含む南西諸島に固有の哺乳類として現存する希少な動物に寄生する寄生虫の存在を調べることにより、地質学的な形成の歴史、つまり地形の平面的な側面、高さや深さの3次元的な側面、また時間経過的な側面などの影響を受け、固有種になった経過が説明されました。

 寄生虫は腐敗してしまい化石として残らないため、南西諸島の固有種として生き残った哺乳類の寄生虫を調査することにより、寄生虫の進化を明らかにしていきたいとまとめられ、2講義目を終了しました。

 

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酪農学園大学エクステンションセンターより(2015.09.15)



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