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城戸大樹さんがJICA青年海外協力隊で東ティモールへ

2016.03.01ニュース

NEWS NO.196(2015年度)

城戸大樹さんがJICA青年海外協力隊で東ティモールへ

 

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 本学獣医学類6年の城戸大樹さん(獣医組織解剖学ユニット・竹花一成教授)は、JICA青年海外協力隊の隊員として、卒業後に東ティモールでボランティア活動を行います。期間は2016年4月から2018年7月までの約2年間で、人的資源分野の「環境教育」を担当します。活動に赴くにあたって、抱負などを伺いました。

 

●どのような活動を行うのでしょうか

 環境教育の中でも、グリーン系という自然関連の活動を行います。私が所属することになるのは、日本の環境省にあたる東ティモール国商工環境省環境局というところです。ここでは、環境教育プログラムなどを行うことで環境教育の普及活動や、環境影響評価、環境汚染対策、生物多様性と森林の保全などを行っています。私の前任者は、環境教育のための教材を作成し、小・中・高の学校でそれを用いた授業を行っています。他にもポスターやラジオ、テレビを通して環境教育の普及活動をしているそうです。それらの活動を継続し、さらに発展させていくことが私の要請内容となっています。また、同国内の野生動植物のデータを収集し、今後そのデータを蓄積させるシステムを構築することで、今後の環境保全に役立つものを作れるのではないか考えています。2年という派遣期間だけで終わってしまうものではなく、自分の帰国後も現地で継続され、活用されるものを残したいと思います。

 

P1310611-1●青年海外協力隊を志望した理由は

 大学入学後、いくつか海外で実習を経験しました。1年生のとき、アメリカのフィンドレー大学でベーシック・アニマルハンドリング・プログラムに参加し、主に馬や牛の管理を学びました。2年生のとき、オーストラリアの動物園で1か月間飼育ボランティアを行いました。5年生のとき、3カ月間タイのカセサート大学獣医学部に交換留学をしました。学生時代の海外経験やその他の活動を通して、元々自分の興味があった野生動物に関わる仕事を、海外でかつ短期ではなく長期で活動したいと思うようになったことが、青年海外協力隊を志望した理由です。

 

●「環境教育」の分野を選んだのは

 大学では獣医学を専攻していましたが、卒業したばかりでは獣医療の技術や知識はまだまだ未熟です。獣医師として派遣されたとしても、自分が現地でどれだけ貢献できるかが疑問でした。また、学生時代に様々なフィールドワークに参加して、環境保全に関わる仕事をしたいという気持ちが強まっていました。環境保全の分野でも、獣医学を専攻したからこそ、その知識を生かせることがあると考え、今の自分には環境教育がふさわしいと思い「環境教育」という分野を選択しました。 

 

●派遣先の東ティモールは

 第一志望はアフリカのケニアでしたが、合格通知で初めて東ティモールだと知りました。要請内容を見ていくつか希望を出していたので、決まったらどこでも行くつもりでした。東ティモールは2002年にインドネシアから独立を果たした、新しい小さな国ですが、現地にいる方に話を聞いたところ、私が赴く首都ディリの治安は比較的安定しているとのことでした。

 

●応募から派遣までのスケジュール

 昨年の6月に応募をして8月に2次選考を受け、9月に合格通知が届きました。試験は、1次選考が書類選考と健康診断審査でした。指定されたテーマについて、3ページ程度の作文を書いて送りました。テーマは、自分が行ってきた環境教育活動、環境教育以外の活動、ボランティア活動、異文化体験でした。オーストラリアでのボランティア経験や、所属していたカヤッククラブでの子供たちへのカヌー指導、毎年参加していた下北半島の冬季サル調査などについて書きました。また、野生動物とそれを取り囲む人と自然環境の保全に取り組みたいという内容の志望動機を書きました。健康診断審査はかなり基準が厳しいと聞きました。2次選考は面接でした。技術面接と人物面接の各15分でした。

 合格通知後は、事前課題やビデオ教材がいくつか課せられました。2月末から環境教育隊員で派遣される約15名での技術補完研修が2週間あり、4月から2カ月間の派遣前訓練を受けて、7月に現地に赴く予定です。

 

●将来への抱負

 野生動物の保全に関わる仕事としては、進学して研究者として貢献する道や、国内外での動物園や水族館で獣医師として働く道、環境省・国連など国際機関の環境分野、WWF(世界自然保護基金)やWMO(株式会社野生動物保護管理事務所)といった環境保全団体などで活動するなど、さまざまな道があると思います。今回の青年海外協力隊の活動を経験することで、自分が今後めざす目標をさらに具体的なものにし、その目標に一歩でも近づける2年間にしたいと思っています。



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