RGU生物図鑑~『ヒメコナカブリツルタケ』(姫粉被鶴茸)~
2016.10.19ニュース
NEWS NO.117(2016年度)
RGU生物図鑑~『ヒメコナカブリツルタケ』(姫粉被鶴茸)
Amanita farinose
( Amanita → トルコ南部のテングタケの多い山 の意 farinosa → 粉状の の意 )
【ヒメコナカブリツルタケあれこれ】
- テングタケ科の仲間です。小形のキノコで柄につばがなくツルッとして、基部が膨らむテングタケらしくないキノコです。
- 傘の表面が銀灰色の粉で覆われています。粉は滑々した独特の質感があります。
- 幼菌時は丸山形~釣鐘形の傘で、成菌では傘は平ら形に開きます。放射状の溝線があります。
- アカエゾマツ林縁に群生し、外生菌根菌です。粘土質土壌を好みます。
- テングタケ科(Amanitacecae)テングタケ属(Amanita)テングタケ節(Amanita)。
- ひだは白色で離生し、肉は薄い。
- 柄は逆こん棒状で中空白色、基部は塊状に肥大し、つばを欠いています。
- 胃腸障害をおこすことが知られています。





