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泉賢一教授が、2016年度北海道畜産草地学会賞を受賞

2016.11.04ニュース

NEWS NO.132(2016年度)

泉賢一教授が、2016年度北海道畜産草地学会賞を受賞

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本学循環農学類の泉賢一教授(ルミノロジー研究室)が、2016年度北海道畜産草地学会賞を受賞しました。

北海道畜産草地学会は、農業を総合的・多角的にとらえて北海道農業の発展に寄与することを目的として、2012年に、北海道畜産学会と北海道草地研究会、北海道家畜管理研究会が統合して設立されました。毎年、北海道の畜産および草地に関する試験・研究および農畜産業への普及・指導に顕著な業績を挙げた会員に「北海道畜産草地学会賞」を贈り、表彰しています。2016年度は、泉教授を含め2名が受賞しました。

 

受賞した研究内容は「乳牛におけるルーメンマット構造の定量とその形成およびルーメンマット機能を活かしたTMR給与法に関する研究」です。乳牛の第一胃(ルーメン)の内容物は堅いマット状の塊を形成しており、ルーメンマットとよばれています。ルーメンマットは乳牛の健康維持や乳生産向上にとって重要な役割を担っていると考えられています。しかし、これまでルーメンマット構造を把握する手法がなく、その機能については推測の域を出ませんでした。

この研究では、ルーメンマット構造の定量方法を確立し、様々な飼料を給与した乳牛でルーメンマット形成状況と生産性との関連を検討しました。その結果、ルーメンマットの堅さと厚さの積と反芻時間には、密接な関連があることを明らかとしました。さらに、これまではルーメンマットができないとされてきた、副産物を多給した乳牛でも、イネ科牧草と組み合わせることで十分な物理性を有したマットが形成されることがわかりました。現在、ルミノロジー研究室では、ルーメンマット構造をイメージしたTMR飼料設計についての検討を続けています。

 

●泉賢一教授

「この研究に関する実験データは、全て旧附属農場(現フィールド教育研究センター酪農生産ステーション)から得られたものです。当研究室でルーメンマットについて検討を開始して、今年で12年目になります。乳牛を飼いながらデータを取る研究は、とても1人でできるものではありません。私の現在の所属は農食環境学群ですが、研究中の大半は農場所属の教員という立場でした。この間に農場に所属していた岡本名誉教授、野教授を始めとする教員のみなさん、技師のみなさん、ルミノロジー研究室ゼミ生のみなさん、そして裏方として支えてくれた妻の力添えや協力がなければ、この研究はとうてい遂行できませんでした。多くの方に支えられてきたことに本当に感謝していますし、農場教員として素晴らしい仲間たちに恵まれたことを、心の底から幸せに思っています。

今後もフィールド教育研究センターの発展に貢献し、生産者のみなさんに役立つ情報を発信できるような研究を続けていくことが、協力してくれたみなさんに対する恩返しと考えています」。

 

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ルミノロジー研究室で

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研究室でゼミ生と

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酪農生産ステーションで給餌




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