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女子学生が主体となって、公開シンポジウムを開催

2017.03.08ニュース

NEWS NO.204(2016年度)

女子学生が主体となって、公開シンポジウム

「“仕事に就く”ってどんなもん?―国際環境活動・野生動物分野で活躍する女性たち―」を開催

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2月26日(日)に札幌市のTKP札幌ホワイトビルカンファレンスセンターにおいて、公開シンポジウム「“仕事に就く”ってどんなもん?―国際環境活動・野生動物分野で活躍する女性たち―」を開催しました。

このシンポジウムは、本学環境共生学類が環境共生学外実習の一環として行ったもので、同学類2年の女子学生7名が主体となって企画・運営しました。国際的な環境保全活動や野生動物管理の分野で活躍している女性を講師に招き、仕事がどのようなもので、そのような仕事に就くには学生時代に何をすべきかなどをご講演いただき、自然科学分野へ進学した女子大生や、これから進学を考える女子中高生など約30名が聴講しました。

 

p1000754-1はじめに、山舗直子教授(発生生物学研究室)が「今日の講演者は、内面にとても強いものを持ち、物事にしなやかに対応している方たちです。仕事を選ぶということは、どうやって生きていくかを選ぶことでもあり、どのような思いで取り組むかがとても大切です。今日はそれを聞いて、最後まで楽しんでください」とあいさつしました。

 

続いて、3名による講演が行われました。

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○小菅千絵氏

北海道大学環境科学院修士課程修了後、2012年から、酪農学園大学GIS研究室とともにJICA草の根技術協力事業として、マレーシアで環境モニタリングと環境教育のプロジェクトを実施。2016年より、生活協同組合コープさっぽろ経営企画室で勤務。

「コープさっぽろは、お店や宅配だけでなく、環境教育や食育、福祉など、さまざまな分野の活動をしています。私が入って新たに始めたのは、マレーシアのボルネオ島を訪れて自然環境について学ぶエコツアーです。森林キャンプやホームステイをしながら、ゾウの救護センターや現地マーケットを訪れたり、バードウォッチング、現地小学校での交流などを行います。この旅で学んで欲しいのは、視野や経験を広げ、自分自身を広げることです。

海外へ行くことで日本が見えます。時間がある学生時代にさまざまな経験を積んで、豊かな人生を築いてください。就職活動にあたっても、『自分はこんなことをやって来ました』と経験を話せる人は強いと思います」。

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JICA草の根技術協力事業にて
@マレーシア・バトプティ村

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コープさっぽろでの
環境教育セミナー

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コープトラベル主催
環境を学ぶボルネオツアー

 

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大崎美佳氏

2011年酪農学園大学生命環境学科卒業。1年間のボランティア活動や(一社)滝川国際交流協会勤務を経て、2015年より、環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)のスタッフとして、SDGs(持続可能な開発目標)やESD(持続可能な開発のための教育)の推進を担当。

「EPOは国のプロジェクトで、全国8カ所にオフィスを設け、環境教育や環境保全活動をする方々を支援しています。活動資金を求める団体に助成金を紹介したり、NPOやNGO、企業、行政など、さまざまな分野で環境に関わる人々がつながる場所を作る、中間支援組織です。

大学時代は、興味のあることには何でも加わりました。よさこいソーラン祭りや環境教育ボランティア、マレーシア研修などに参加する中で、社会人の方と出会う機会が増えました。大学4年の時には国際交流サークルを立ち上げ、その活動から、海外の人々と日本をつなげたいという思いが強くなりました。そういった経験や出会いが、現在の仕事に生きています。

やりたいと思ったことは言葉にし、行動にしてください。もしそれが見つからなくても、情報を集めてイベントに参加するなど、やれることはたくさんあります。動くことで、夢はかないます」。

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EPO北海道オフィス

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“対話の場づくり”をしています

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大学時代のボランティア活動

 

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〇篠原由佳氏

2012年酪農学園大学生命環境学科卒業。北海道庁に林業の技術系職員として入庁し、厚岸町の北海道釧路総合振興局森林室で勤務。

「森林室は20名程度が勤務しており、その中で女性は私を含め2名です。私の仕事は育林事業を計画立案し、事業者への発注後は現場監督をすることです。林業の世界は男性中心社会で、女性現場監督はめずらしく、私はアイドルのような扱いです。それでも、チェーンソーも重機も使えない私が現場を監督するためには、絞めるところは絞め、言うべきことは言い、同時に現場の方々の声にしっかりと耳を傾けなければなりません。

私は子どもの頃から野生生物に関わる仕事を希望しており、野生生物保護管理学研究室がある酪農学園大学に進学しました。そこで学ぶ中で、野生動物の問題を解決するためには、森林行政の仕組みを理解しなければならないと知り、この職業を選びました。

皆さんもぜひ、大学時代にさまざまなことに取り組み、安心して失敗してください。教授たちは絶対助けてくれます。卒業して社会人になってからも、いろいろなことにチャレンジして、人とのつながりを築いてください」。

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ヘリコプターで
上空から事業現場を撮影

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こんな現場を
監督しています

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大学時代は
エゾリスの交通事故を防止!

 

講演後は、質疑応答が行われました。「女性が少ない職場で困ることは」という質問には篠原氏が「一日中山にいるときに困るのはトイレです。夏は虫が多く、冬はとにかく寒いです」と答え、会場からは笑いが起きました。「知り合った方々とつながりを保つコツは」という質問には、「まず自分が相手の顔と名前を覚える」「SNSを活用する」などの答えが出されました。

 

p1000899-1最後に、吉田剛司教授(野生生物保護管理学研究室)が「海外に行って始めてわかることは多いです。海外のみならず国内の未知の場所でも良いので、機会があればどんどん行ってください。高校生は少しむちゃをするくらいでもいいですし、大学生は時間はあるのですから、いろいろなことをやってみてください。このシンポジウム開催にあたり、学生たちに『とにかくやってみろ』と丸投げしましたが、会場選びから内容決定、運営まで本当にがんばってくれました」と閉会のあいさつを述べました。

 

閉会後は講演者と参加者とのフリートークタイムが設けられ、参加者たちは熱心に、時間の許す限り質問したり話に耳を傾けていました。

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大崎氏、小菅氏、山舗教授、篠原氏

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司会を務めたのは高橋奈央子さん

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熱心に聞き入る参加者たち

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スタッフの学生たちも聞き入る

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とっておきのエピソードに笑いも

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終了後も参加者と語り合う



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