皆さん、こんにちは。
病気の元になる病変は目で直接に見ることは多くの場合できません。
また、動物は言葉を発しませんから、いかに多くの病気に関する情報を速やかに動物から得るかが病気の診断の決め手になります。
また、治療の甲斐がなかったり死亡した動物の病理解剖を見ることがそれを手助けしてくれます。
皆さんには次の4つのことをしてもらいたい。
1、 普段から健康な牛や馬、豚や羊を眺めたり世話をしたりする。
動きや行動、習性を注意深く観察することが異常な情報を得る最前の方法です。
2、 検査技術を身につける
器械が行う検査もありますが人が判断する検査があります。特に顕微鏡を使う検査は技量が必要です。慣れてください。いい怪訝な検査結果は使えません。
3、 死んだ動物を無駄にしない
丁寧に病理解剖し病変を見つけます。皆さんにはできるだけ多くの病理解剖例に立ち会うことを勧めます。診断と治療が合っていたか、確認できます。
4、獣医学関連または周辺の学問にも意識をはらう
病気に関する学問だけで獣医師は勤まりません。特に産業動物では畜産・酪農関連の学問、推計学などが病気を減らしたり防いだりするために必要です。病気の動物を治療するだけではありません。
5、 どんな獣医師に自分の動物を預けられるか考える
それが皆さんが向って行く皆さん自身の獣医師像です。自分に自分が大切にしている動物を預けられるように頑張ってください。