インテリジェント牛舎

各施設について

@フリーストール牛舎
(木造トラス造)


健康な搾乳牛および乾乳牛の栄養、生理、繁殖、管理、行動などの研究と教育、故障牛・病牛の臨床研究ならびに飼料・栄養・行動の精密研究をする。

搾乳牛60頭(2群)、乾乳牛10頭(2群)を収容。

ほかに分娩房、ホスピタル(8床)、精密実験牛床12(飼槽重量モニター付き)。

全牛個体識別装置を装備。

除糞は小型フロントローダー。
施設床面積  1439.64u



ひとくちメモ
牛舎内の監視カメラの映像を記録し解析できるようになっており、牛の行動を高い位置から観察できるような観察通路も備えています。また、牛舎内での運動量を自動計測し、発情発見の目安にします。また、精密試験ストールでは試験牛が何時何分に何kgの飼料を摂取したか記録します。


Aミルキングパーラー(鉄骨造)



健康な搾乳牛の搾乳をするとともに、牛群・個体の生産データの取り込みや電子カルテなどの各種データを管理する。

ヘリンボーン10頭単列、ラビッドエグジット、トライレベル、乳量・乳質自動監視・記録。

アイスビルダー、バルククーラー。

クラウドゲート、自動体重計。

OA室(牛群・個体生産データ、繁殖・健康データなど)、監視カメラを設置。

見学通路(フリーストール牛舎内まで)。

施設床面積 754.16u

ひとくちメモ
ここでは、個体番号を識別し、乳量を記録し、乳温やミルクの電気伝導度の異常を検知して警告を発し記録します。また、乳質に異常のある牛は正常な牛のミルクと混ざらないように別系統の搾乳を指示します。ミルクパイプの中のセンサーにより流量を感知し、搾り過ぎないように自動的に搾乳を中止します。搾乳室からの帰り道には体重計があり、自動的に体重を測定し健康や栄養状態の指標にします。
また、育種情報である牛の家系図やお腹の胎児の父親の情報、発情や妊娠などの繁殖情報、病気や故障の治療法・治療歴などの電子カルテ、乳量・乳成分の変動などの生産情報、飼料や栄養状態などの情報など多彩な情報を管理するとともに学内ネットワークと接続しています。


B自動搾乳システム牛舎(木造トラス造)



搾乳ロボットを効率よく利用するための自動搾乳システムと飼槽・牛床などの設備・装置の条件や評価、牛群の行動などの研究をする。
搾乳牛30頭、全牛個体識別装置を装備

搾乳ロボット、スクレーバー、バルククーラー等を完備、個体・牛群データ採取。
施設床面積 518.40u

ひとくちメモ
ここでは、自発的に搾乳ロボットにより搾乳されるので、前記の情報の加えて、各牛の搾乳記録や種々のチェックリストなどが提供されます。また、個体に応じた飼料給与やミルクの自動サンプリングなどもできます。


 

C乳牛糞尿循環センター (鉄骨造


全牛舎システムから自動排出される糞尿や敷料をバイオガスプラントで嫌気発酵させ、液体有機肥料の有効性や発電効率など物質とエネルギーの循環を研究し、教育する。

バイオガス発酵槽(250m3)、ガスタンク(15m3)、脱硫装置、コジュネ型発電装置(30kW×2基)、消化液貯留槽(2,100m3)、自動運転・監視装置、消化液散布装置。

面積 336.96u

ひとくちメモ
各牛舎で排泄された糞尿は糞尿槽に集められ、地下パイプを通ってバイオガスプラントに送られます。バイオバスプラントではこれを嫌気発酵して良質で無臭の液体有機肥料を生産するとともにバイオガスを回収し、発電機を運転して電気と80℃の温水を得ることができます。プラントの運転情報は自動記録され解析されます。


D 育成牛舎(木造トラス造)



健康な育成牛の育成試験、人と牛の親和性、育成法と乳生産性の研究、育成データの蓄積と教育をする。
育成牛
52頭(3群)を収容。

施設床面積  432.00u

E 哺育牛舎(木造トラス造)



哺育ロボットによる健康な子牛の哺育試験や育成データ等の蓄積、哺育牛の行動などの研究と教育ならびに故障牛の臨床研究をする。

哺育ペン(8頭)および哺乳ロボット(30頭まで)、全牛個体識別装置を装備。

施設床面積 170.16u

ひとくちメモ
哺育中の子牛は哺乳ロボットにより個体に応じた哺乳がなされ、哺育記録が提供されます。また、整腸剤などの自動投与もできます。


F バンカーサイロ(鉄骨造)




サイレージの調整研究および物質循環の研究と教育をする。
3905基。
施設床面積(264.96u+397.44u)

G 飼料調整室(鉄骨造)


試験牛および一般牛の混合飼料(TMR)を調整する。
施設床面積 
197.91u

H 酪農機械試験・整備センター(鉄骨造)


酪農機械の改良、試作、性能試験や整備教育をする。
施設床面積 427.95u



まとめ
ハイテク・リサーチ・センターでは以上のような牛舎内外の情報の収集・管理に加え、各圃場からの飼料生産量やサイレージの生産量、飼料の給与量、糞尿の発生量、液肥の生産量や散布量など物質の循環量や土壌の状態、昆虫や微生物の関与などまで幅広く研究します。インテリジェント牛舎はこうした研究に便利なように配慮されています。


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