家畜管理学研究室

研究室の紹介

 畜舎施設・設備のサイドから家畜管理のあり方を考えます。また、酪農生産システムを経済性だけではなく、エネルギーや環境に対する負荷ならびに家畜福祉・人間福祉の面から評価することを試みます。 [スタッフ紹介]

干場 信司 教授
担当科目家畜管理学、家畜管理学実習、実践酪農学、実践酪農学演習、実践酪農学実習I・II、酪農概論、、演習I、演習II、演習III
プロフィ-ル出身地・出身高校:北海道留萌市・札幌北高校
出身大学・最終学歴:北海道大学農学部・米国ミネソタ州立大学大学院(農業工学科・修士)
その他学会活動:日本畜産学会代議員、北海道畜産学会副会長、日本家畜管理学会副会長・編集委員、北海道家畜管理研究会会長、北海道バイオガス研究会副会長、日本農業気象学会北海道支部評議員、農業施設学会会員、エントロピー学会会員、

各種委員会:北海道農業・農村振興審議会副会長(畜産部会長)、畜舎建築に係わる関連規準に関する検討委員会委員、畜産環境整備技術調査事業検討委員会委員長、畜産環境保全指導事業指導・啓発検討委員会委員長、他

 

[研究テーマ・研究業績]

研究テーマ●酪農生産システムの経済性・エネルギー・環境負荷・家畜福祉および人間福祉による評価
●家畜生産システムのLCA(ライフサイクルアセスメント)
●家畜ふん尿用バイオガスプラントに関する技術的検討および評価
●酪農雑排水の浄化法に関する研究
●畜舎内環境の改善に関する研究
●畜舎の低コスト化に関する研究
●コンピュータ対話型畜舎設計支援システムの開発
最近の主な研究業績●干場信司(監修)(2000):あなたが選ぶ牛舎と施設 ー21世紀のための自己主張ある牛舎づくりー、デーリィマン臨時増刊号、デーリィマン社
●小林敏道・千葉隆弘・苫米地司・干場信司(2001):畜舎施設における屋根上積雪荷重評価について、農業施設32(2)、69-77.
●S.Hoshiba (2002) : Perspectives for realizing agriculture production systems
with material circulation. Greenhouse Gases and Animal Agriculture. Ed. by
J. Takahashi and A. Young. Elsevier Science. 51-57.
●干場信司(2002):北海道におけるバイオマスエネルギーの現状と展望.地域新エネルギーシンポジュウム、北海道経済産業局・NEDO北海道支部、3-17.
●干場信司・菱沼竜男・横山慎司・石川志保・森田茂(2002):酪農学園大学バイオガスプラント実証試験報告.コージェネレーション 17(2):38-45.
●菱沼竜男 ・干場信司 ・森田茂 ・塚田芳久 ・天野徹(2002): 個別農家用バイオガスプラントのエネルギー的評価、農業施設、33(1),45-52.
●河上博美・干場信司・森田茂・野田哲治・池口厚男(2003):草地型酪農地帯の一農協所属農家群の経済性・エネルギー利用・余剰窒素による多面的評価,農業施設,34(3),31-40.
●猫本健司・干場信司・河上博美・森田茂・池口厚男(2003):異なる糞尿処理方式をもつ北海道の酪農生産システムの経営的収益性・投入化石エネルギーおよび窒素負荷からみた評価,農業施設,34(2),143-149.
●猫本健司・干場信司・田村悠子・河上博美・松本光司・森田茂・(2003):畑酪混同地域における地域内循環による酪農場の窒素負荷低減,農業施設,34(3),193-198.
●猫本健司・鈴木一好・長田隆・干場信司・河上博美・大川典子・森田茂・松本光司(2003):酪農場の糞尿処理過程と飼料生産過程における窒素負荷の評価,北海道畜産学会,45,45-50.
●加藤(河上)博美・干場信司・野田直行・森田茂・池口厚男(2004):多面的評価指標による飼料基盤の異なる2地域の比較,農業施設,35(2),35-43.
●干場信司 ・菱沼竜男 ・横山慎司・石川志保・森田茂(2004):家畜排泄物用バイオガスプラントと液肥利用、用水と廃水、46(4),75-80.
●干場信司(2004):The Future of Biogas in Europe Ⅱ に参加して.北海道家畜管理研究会報 39:46-49.
●干場信司(2004):酪農地域における循環型農業、農業土木学会誌、72(6)、479-482.
●干場信司・高橋圭二(翻訳総監修)(2004):Fifth International Dairy Housing
Conference (第5回乳牛舎に関する国際会議)、デーリィ・ジャパン社
●石川志保・干場信司 ・石田哲也・日向貴久・菱沼竜男 ・羽川富雄・館山留雄・竹内良曜・森田茂(2005):酪農における共同利用型バイオガスプラントの経済的評価、農業経営研究、43(1),195-199.
●干場信司(2005):資源循環型酪農経営をめざして、農林水産技術研究ジャーナル、28(8),5-9.
●干場信司(2005):家畜生産システムの評価に関する研究(農業施設学会学術賞梗概)、農業施設,36(2),81-82.
●干場信司(2006):循環型酪農生産への要望が高まっている、理戦、実践社、84.

 

[研究室だより]

近況 酪農学園大学で家畜管理学を担当させてもらうようになって12年目になりました。家畜管理は、もはや個別の管理技術の範疇だけでは、役割を果たすことができなくなってきました。経済性はもちろんのこと、化石エネルギー投入量、環境に対する負荷、家畜の健康状態、そして生産者の意識などをも含めて、より広く考えてゆきたいと思っています。このことが、本学の「循環農法」や「健土健民」の思想につながるものと思っています。
 家畜管理学研究室の運営は、家畜行動学研究室(森田教授)と共同して行っています。家畜行動学が独立した研究室となる以前の、旧家畜管理学研究室の頃よりの卒業生の集まりである「酪進会」は、毎年1回の会合とともに、4年に1度の総会を開催しています。2006年は、総会の年です。全国各地の卒業生の皆様にお会いできることを楽しみにしております。
2005年度<修士論文>
●乳牛の休息環境の改善に関する研究子牛の人に対する反応および刺激反応性
<卒業論文>
●子牛のクリプトスポリジウム症対策子牛のコクシジウム症発生状況と対策子における刺激反応
●個体特性導入元が異なる牛群の人に対する反応競走馬の厩舎内における行動
●乳牛における自動搾乳機の個体利用特性ネックレール位置と乳牛の起立動作
●フリーストール牛舎における乳牛の横臥姿勢
●フリーストール牛舎における乳牛の採食行動
●フリーストール牛舎におけるジャージー牛の横臥および採食行動
●浜中町における酪農雑排水の全戸調査
●ヨシを用いた人工湿地と酪農雑排水の浄化
●各種ガス収支法による畜舎換気量の推定
●牛肉輸入再開に関する一考察
●女性の海外視察研修に関する本人・家族の意識調査
●豆腐粕の飼料利用による二酸化炭素削減効果
●ふん尿処理施設の建設に関する化石エネルギー