SPOT NEWS  NO.8(2002年度)

秋期キリスト教教育強調週間特別講演会
「あなたたちには世界をよくする力と使命がある」

酪農学園大学・短大の・キリスト教教育委員会は秋期キリスト教教育強調週間の特別講演会を10月29日から3日間に渡り黒澤記念講堂において、「あなたたちには世界をよくする力と使命がある」との主題で3人の女性講師をお招きして開催しました。
10月29日(火)第1日目は、講師に、前・アジア学院コーディネイター、現・日本基督教団西那須野教会牧師の朴 美愛(パク ミエ)氏をお迎えし、「和解のために仕える人びと」と題し、聖書 コロサイの信徒への手紙1章17〜23節から。
 30日(水)第2日目は、講師に 犬養 道子氏をお迎えし、「南部アフリカで考えた酪農――あなたを待つ世界」―あなたがたは世界をよくする力と使命をもっている―と題し、聖書 創世記1章17〜23節から。
 31日(木)第3日目は、講師に、国際福音キリスト宣教団(OMF)のドイツ人宣教師 カリン・ストルジンガー氏をお迎えし、
「あなたの若い日に、あなたの創造主を覚えよ」と題し、聖書 使途言業録17章22〜27節から。
 それぞれ、講演していただきました。
 特に、第2日目の犬養道子氏の講演会は、一般市民にも公開され、黒澤記念講堂は多くの学生、教職員そして一般市民で、いっぱいとなりました。
第2日目 犬養道子氏の講演会
 犬養氏は、アフガニスタン、アフリカ、そしてクロアチアでの体験を具体的に語られました。
 特に、「酪農をアフリカは必要としているが、土が悪いので専門的なノウハウを持った人間が必要なのです。しかし、ノウハウを伝える為には、言葉がいる、実学は相手の話を聞かなければならない、技術・知識を持っていても語学力が無ければならない」と、また、聖書から引用して、「神は言葉によって創造しましたから私達も言葉がなければならないのです。」と専門教育とともに英語教育の重要性を語られました。
 専門知識を身に付けて、専門に自信をもち、且つ英語力をつけ世界をよくする活動に出て欲しいと訴えました。
 熱っぽく語りかける犬養氏
【講師紹介】
◎朴 美愛氏のプロフィール
 1958年6月15日生まれ。韓国籍。大韓イエス長老教会神学校を卒業後、 韓国で伝道師として9年間奉仕。その後1年間海外宣教師としての訓練を受けた 後、1994年、日本キリスト教団との協定に基づき、栃木県西那須野にあるア ジア学院にコミュニティ・ライフ担当宣教師として派遣され、8年間、アジアや アフリカ各地からの農業研修生のために英語でのケアにあたる。現在はアジア学院と関係が深い日本キリスト教団・西那須野教会の牧会者として活動中。韓国 語、日本語、英語に堪能。

◎犬養道子氏のプロフィール
 1921年東京生まれ。米国ボストンのレジス・カレッジ、仏国パリのカトリ ック大学等で哲学、聖書学を学び、米国ハーバード大学研究員を経てヨーロッパ 各国に滞在。在欧30年以上に及ぶ。1979年以降は世界の難民、飢餓問題に 深く関わり、各地のキャンプを単身毎年のように訪れ、1992年以降は戦火の ボスニア・ヘルツェゴビナに入り、サラエボに孤児となった青年男女のために奨学金援助やコンピューター・スクールを開くなどして故国日本に援助を呼びかけ続ける。また、自身の著書による印税を主とした「犬養基金」で、旧ユーゴ難民 に奨学金を送り続けている。   著書は多数あるが、主な著書は『犬養道子自選集』(全7巻)として岩波書店 から刊行。特に、『人間の大地』はすでに24版以上を重ねているロングセラーである。雑誌『世界』(岩波書店)に「未来から過去」を連載・完結。

◎カリン・ストルジンガー氏のプロフィール
 1968年5月31日生まれ。ドイツ国籍。スイスの神学校を修了し、国際福音宣教会(OMF)の海外宣教師として1992年に来日。北海道の地方で伝道に献身した後、現在は恵庭福音キリスト教会と大麻福音キリスト教会にて日本の青年への伝道・教育・牧会に従事。英語教授資格(Cambridge First Certificate in English)を 取得。ドイツ語、日本語、英語に堪能。