SPOT NEWS  NO.25(2004年度)

本学卒業生が米国獣医解剖病理認定(ACVP)試験に合格

 本学獣医学部獣医学科卒業生の賀川由美子氏が、米国で高難易度の獣医専門医認定である米国獣医解剖病理認定(ACVP)試験に合格しました。
  
 米国獣医解剖病理認定(ACVP)試験は、 獣医解剖病理部門の専門医を認定するための検定試験で、難易度が高く、日本で獣医学教育を受け、米国で専門医認定試験に合格したことは、快挙です。
 今後は、帰国し日本で病理医として活動する予定で、一層の活躍が期待されます。
 
賀川由美子氏プロフィール

1994年 獣医学科卒業(獣医学部25期卒 獣医病理学教室)
1998年 博士課程修了
1998年−1999年 酪農学園大学付属家畜病院研修医
1999年−2002年 病理組織検査ノースラボ (札幌)
2003年 ノースカロライナ州立大学留学
2004年 10月 ACVP取得

賀川氏のコメント

 アメリカに留学を決めたのは、ただアメリカの病理を見てみたいという単純な理由でした。
 当初は1年で帰国する予定でしたが、先生方や周囲の人々に恵まれ、ACVPを受験することができました。
 私のプログラムは通常のレジデントとは異なり、いきなり3年目のレジデントとしてポジションが与えられ、当初は、英語を全く話せず、書くのもやっとといった状態でしたが、先生方、友達やアメリカ人のルームメイトにも助けられ、何とか無事プログラムを終了し、専門医の試験に合格することができました。
 今、合格証書を手にして、信じられない気持ちとともに、励まし、教育していただいたDr. Meuten(世界的に有名なTumor in domestic animalの著者)、一緒に勉強したレジデントの人々、酪農学園大学獣医病理学教室谷山弘行教授に心より感謝します。

獣医病理学病室 谷山弘行教授のコメント

 酪農学園大学獣医学科25期卒業生(獣医病理学教室)の賀川由美子博士がアメリカ獣医病理診断医(ACVP) 資格を2004年10月に取得されました。日本人では二人目のすばらしい快挙です。
 ACVP資格は,数ある専門医資格制度のなかでもっとも審査基準のきびしい資格として知られています。米国人獣医師でも専門教育を受けた後、2年から4年かかる難関を、賀川博士は渡米後わずか1年半でかつ最初の挑戦で見事突破されました。その奮闘に感動いたします。
 その賀川博士は、現在帰国され獣医病理診断の仕事を札幌で始められるそうです。ノース・ラボの名前で復活の準備に忙しい毎日の様です。臨床獣医師の強い味方として、また厳しいアドバイザ-として活躍されることを祈ります。