寄附講座「外食産業論」第13回(最終会)

NEWS & TOPICS  NO58(2008年度)
 寄附講座「外食産業論」第13回(最終会)
 社団法人日本フードサービス協会のご協力を得て、今年度より酪農学部食品流通学科で寄附講座「外食産業論」がスタートしました。
 
7月22日(火)には最終講義となる第13回目が行われ、講師には日本フードサービス協会事務局長の中井尚氏をお迎えしました。
 中井氏は「外食産業の現状と道内農業へのメッセージ」をテーマに、食生活の変遷や外食産業の市場規模、発展の推移などを紹介、「ライフスタイルの多様化や価値観の変化などから食の外部化が進み、外食産業が担う責任は大きくなっている」と述べました。
 中井氏は外食産業から見た農業について、
「今、農家は農協に出荷し、農協は市場へ出荷し、それぞれで役割が完結している。今後は生産者も、消費者のニーズを知った上で生産しないと売れない。
 今まで農家は、農協が買い取ってくれるからと原価意識を持たなくてもやってこられた。今後、農家はマーケティングの発想を持ってほしい。作った人が自分の売りたい価格を主張し、価格をつける。使う人、食べる人はどのような人でどのようなニーズを持っているのか、それに対応した発想をすることが大事。食の外部化は進み、農家から農協へという今までの農業のありかたを考え直して対応していかねばならない。
 農家が直接消費者に販売したり、販路の多角化を目指すことで新たなビジネスチャンスが生まれる」と、従来の流通経路を指摘し、農家の自立を提言しました。
 中井氏は講義の最後に、「『食』という字は人を良くする、また、屋根の下に良くすると書く。食のありかたによっては、個人の心身だけでなく家族も良くするということ。学生の皆さんも、食べることを大事にしてほしい」と述べました。
 講義修了後に、中井氏から学生、一般からの参加者らに修了証書が授与されました。

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