学校礼拝「暗闇の中の希望─ルワンダの悲劇と和解への道」開催

NEWS & TOPICS  NO.72(2009年度)
学校礼拝「暗闇の中の希望─ルワンダの悲劇と和解への道」開催
 12月9日(水)学校礼拝に佐々木和之さんをお招きし「暗闇の中の希望─ルワンダの悲劇と和解への道」と題して奨励していただきました。
 
 アフリカのルワンダでは、1994年までに民族対立による大虐殺(ジェノサイド)で約80万人が虐殺されたといわれています。今、ルワンダでは、かつて殺戮を繰り返した部族間の融和と和解の作業が進められています。
 佐々木和之さんは、この地でREACHというキリスト教NGO団体に所属し、加害者が破壊した被害者の家を再建することで「和解」を促す取組「家造りプロジェクト」を発案。加害者と被害者が「和解」に向けて歩み寄る「癒しと赦し」の取組みを進めています。

 1994年、多数者フツ人の急進派民兵らが、ツチ人や穏健派フツ人を虐殺。発生から15年たっても、心身ともにジェノサイドで受けた傷と憎しみに苦しむ被害者とその家族、100万人にものぼるといわれる加害者とさらにその家族がいます。
 政府はを地域の揉め事を解決する村の慣習的な裁判の制度「ガチャチャ」を活用して、罪を認めて謝罪した加害者に労働奉仕刑を科し,社会復帰を図る政策をとっています。
 佐々木さんは、労働奉仕刑のプログラムの一つに加害者が破壊した被害者の家を造る「家造りプロジェクト」や、被害者が加害者を赦した証などを動画を使って紹介しました。

一人の被害者の女性の証から。
「彼女は、
1.大虐殺を赦したわけではなく、加担した人を赦した。
2.加害者を無罪放免にしたのではなく、罪を認め、謝罪を求めた。
3.赦しをクリスチャン(罪人である自分が御子イエスキリストの十字架の身代わりによって神に赦された者)としての義務でおこなったのではなく、赦すことのできる人に変えられる神の恵みによった。
4.憎しみからの解放  
 以上の4つによって加害者を赦した」と紹介しました。
 また、「赦しは赦しの道を歩んで生きていく決意のあらわれです。実際に、心から赦すことは難しいけれど、赦すという告白は、希望の光であるイエス・キリストが共に歩んでくださることを信じ、赦しの道を歩んで生きてゆくという決意のあらわれなのです」と語りました。

講師紹介
 1965年横浜市生まれ。
 鹿児島大学農学部卒業、米国コーネル大学大学院国際農業・農村開発修士課程修了。
 1988年、国際飢餓対策機構からエチオピアに派遣され、約8年間農村自立支援活動に従事。
 エチオピア在住の2000年にルワンダを訪問し、紛争の深い傷跡に衝撃を受ける。
 同年10月から、プラットフォード大学平和学部博士課程に在籍し、ルワンダの紛争問題と平和構築につい て研究中。 日本バプテスト連盟国際ミッションボランティア、洋光台キリスト教会会員。
 
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