| 2009年度教育GP シンポジウム 「実践酪農学とは」開催 |
本学は、2009年度文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム」「実践酪農学とは」-酪農場での長期実習を組み込んだ新教育方式-と題してシンポジウムを2月10日、中央講義棟にて開催しました。
本学では、2004年度より、座学と実学を交互に学ぶことのできる「実践酪農学コース」を開始しました。これは、2年生の前期と3年生の後期に各4ヶ月ずつ酪農家に入り実習をしながら学ぶという、これまでには無い教育システムです。2008年度には、文部科学省の「質の高い教育推進プログラム」に選定されました。 この教育システムの特徴を理解していただくとともに、今後の方向についてご意見をいただくため、文部科学省、北海道庁、北海道農業開発公社、協力自治体・農協の関係者および協力酪農家ならびにコース卒業生等をお招きして、シンポジウムを企画いたしました。
最初に森田茂酪農学科長(家畜行動学研究室)があいさつ、次に関係機関担当者からの事業内容・目的等の説明、同コースを修了した学生からの実習報告と続き、最後の8名のパネラーによるパネルディスカッションではそれぞれの立場から貴重な報告がなされ、また、報告に基づき活発な意見交換が繰り広げられました。 |
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〔プログラム〕 ◎教育GP(質の高い大学教育推進プログラム)について |  | 文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室:丸岡充氏
「文部科学省の支援事業である『質の高い教育推進プログラム(教育GP)』とは大学などから教育の質の向上につながる取組の中から優れたものを選定し,広く社会に情報提供することによって、大学教育の質の向上・優秀な人材を養成することを目的としています。 大学と地域とが連携して行う実践酪農学を通して、地域の活性化につながるような優れた人材を輩出していただくことを期待しております」 | | ◎教育GP課題「実践酪農」について |  | 新名正勝教授(酪農学科・実践酪農学研究室)
「実践酪農学は、教養や知識だけでなく現場での即戦力となる人材を育てる『実学教育』です。 2年生、3年生の間に計8ヶ月という長期の農場実習を行うのが特徴で、学内では知識・理論を学び、現場では実践を通して技術を学ぶという座学と実学を交互に組み合わせた新たな教育方式(サンドイッチ方式)を取り組んでいます。学生が現場の技術を理論的に把握できるようになるだけでなく、働くことへの責任感が生まれ人間的にも成長を遂げることができるという教育効果があります」 |
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◎実践酪農学コース卒業生報告
三重県酪農家:庄司睦さん 大学院修士課程2年(家畜管理学研究室):土島優子さん 家畜管理行動学研究室4年:三浦裕美さん
実践酪農学コース修了生の3名がスライドを使って、写真を映し出しながら仕事の流れや、一日の生活の様子学んだこと、大変だった体験など実習の報告をしました。卒業後三重県で酪農を営んでいる庄司睦さんは「実習では、現場での技術だけでなく、酪農家として力強い生き方を学び、内面も成長できたと思います。深く感謝しています」と述べました。
◎パネルディスカッション |
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座長:新名正勝教授
〔パネリスト〕 ・協力酪農家 鹿追町:奥秋吉広氏 浜中町:岩松明美氏 足寄町:桑原光孝氏 ・北海道農政部農業経営局 次長:加藤和彦氏 ・(財)北海道農業開発公社担い手本部長:青山俊夫氏 ・滝上町役場 農政課長:長沼豊氏 ・協力自治体・農協 足寄町:坂本秀文氏 滝上町:長沼豊氏 鹿追町農協:横岡智氏 浜中町農協:寺山麻衣子氏 パネルディスカッションでは、協力酪農家、協力農協や自治体が実習生を受け入れる上で配慮していることや酪農家を目指す若い力が地域に入ってくることの意義など酪農実践学の現場サイドの貴重な意見が述べられました。最後に北海道農政部の加藤和彦氏から「酪農家の担い手不足が深刻化する中、酪農学園が育てる『即戦力となる人材を育てる』ことに大きな期待を持っております。長年かけて培ってきた大学と農家さんとの連携から生まれる実践酪農学のような取組みをさらに広げていっていただきたい」と期待が寄せられました。 |
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