| 平成21年度日本獣医師会学会長賞・日本獣医師会学術奨励賞受賞 |
樋口豪紀准教授らの研究「牛マイコプラズマ性乳房炎の迅速簡易診断技術の開発とその応用に関する研究」が平成21年度 日本獣医師会学会長賞と日本獣医師会学術奨励賞を受賞しました。
演 題:「牛マイコプラズマ性乳房炎の迅速簡易診断技術の開発とその応用に関する研究」 研究代表者:樋口豪紀(獣医衛生学教室) 共同研究者:岩野英知(獣医生化教室)河合一洋(麻布大学衛生学第一教室)大林 哲(十勝NOSAI)廣瀬和彦(明治製菓・生物産業事業部動薬飼料部 )伊藤暢彦(獣医衛生学教室)横田 博(獣医生化学教室)永幡 肇(獣医衛生学教室)太字は本学関係者
ウシのマイコプラズマ性乳房炎は伝染力が非常に強く、さらに治療が難しい病気の一つとして知られています。また、原因となる菌を特定するためには2~4週間もかかることから、診断技術の改良も獣医領域での大きな課題として残されてきました。 受賞課題では迅速で簡便な乳汁中マイコプラズマの検出を可能にするため、遺伝子検査技術を導入した新たな検査法を作ることで、検出期間(簡易検査)を2~3日程度まで大幅に圧縮することが可能となりました。この方法は従来の培養法(公定法)にかわる方法ではありませんが、補助的技術として早い段階で感染危険牛をマーキングすることが可能となります。これらの情報により早期に牛の隔離や搾乳順番の変更が可能になることから、マイコプラズマ性乳房炎制圧における新たな技術として注目されています。 |
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 | 樋口豪紀准教授のコメント 獣医衛生学教室では、これまで永幡教授指導の下、基礎から応用まで幅広い乳房炎研究が展開されてきました。私も当教室の卒業生でもあり、2006年頃より乳房炎研究を開始し、獣医生化学教室の岩野准教授とともに遺伝子検出を基軸とした、乳房炎原因菌(黄色ブドウ球菌および大腸菌)の迅速簡易検出技術を構築してきました。 | | そうした中、十勝農業協同組合連合会よりマイコプラズマの迅速検査を行いたい旨のお話があり、早速、学内教員でプロジェクトチームを作り、十勝農協連と共同で研究を推進する中で、今回、受賞対象となった「牛マイコプラズマ性乳房炎の迅速簡易診断技術」が構築されました。産学協同の研究体制により、お互いの利点を最大限に引き出せたことが、今回の成功に繋がったものと思います。これからも酪農大の使命を認識しながら基礎研究をベースとした新たな有用技術の開発に取り組んで生きたいと思っております。 |
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