大学・短大両酪農学科では、毎年、学科セミナーを実施しています。 このセミナーでは、大学・短大酪農学科教員が、酪農学についての発表や学会賞受賞講演、また新任教員のこれまでの研究内容など、自己紹介を兼ねた講演を実施しています。 今年度は、ランチョンセミナーの形式により、第53回日本衛生動物学会賞を受賞した佐々木 均教授をはじめ、今年、実践酪農学研究室に着任された扇 勉教授による講演、酪農学研究科に所属する大学院生の研究内容の報告により、実施します。 第1回目の演者は、第53回日本衛生動物学会賞を受賞した、佐々木 均教授(環境昆虫学研究室)です。 佐々木教授は、ブユの跗節の爪の形状と吸血習性、疾病媒介吸血昆虫類の吸血源動物、吸血性アブ類の北海道における分布、吸血性アブ類捕獲用トラップの開発について、四つの研究内容について、「これら四つの研究内容のうち、印象的であったのは、ブユの跗節先端にある爪の形状とその表面を走る隆起線を、走査型電子顕微鏡で観察すると、三つのタイプに分けられ、この区分と吸血源動物の種類とがよく一致していたことでした。従来の研究者が光学顕微鏡による観察であったので跗節先端の実像に迫れなかったが、電子顕微鏡を使うことで初めてその実像が分かった。吸血源動物の種類との関係性がうまく説明できた」と話しました。 最後に、「一つのことをコツコツ続けることで、このような賞をいただくことができました。みなさんも、あちらこちらに視点を向けすぎずに、何か一つのことを深く掘り下げることに取り組んでもらいたい」と学生たちにメッセージをおくりました。 |