卒業生を招いて特別講義(キリスト教学III)
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5月26日(水)13時から、中央講義棟C10教室での酪農学科2年生のキリスト教学Ⅲ(Raymond Epp氏、荒谷明子氏、高橋一教授の共同担当)において、NPO法人APCAS(アプカス)の事務局長伊藤俊介さん(酪農学部酪農学科2002年卒業)、スリランカ事務所代表石川直人さん(酪農学部酪農学科2002年卒業)を招いた特別講義が行われました。
テーマは『アプカスのこれまで・これから~「つながり」をキーワードに~』と題し、2009年に内戦が終了した後もなお混乱が続くスリランカの現状と、現地で貧困の問題と向き合うアプカスの活動が紹介されました。
日本でも近年注目されている「コミュニティ・オーガナイザー」(地域住民が主体となって貧困、教育、保健医療、環境などの課題に向き合い、自らの力で問題解決を図ることを助ける役割)として活躍しているお二人は、人と人との「つながり」を大事にし、その力を生かすことの重要さを伝えました。 |
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 | 伊藤俊介さん 「大学時代の友人というつながりから始まり、友人がそれぞれの経験や考えを伝え合い共有し続けたつながりがアプカスの原点です。アプカスではスリランカ大津波の支援をはじめとして、地滑り災害支援、教育支援、環境汚染対策などを行ってきましたが、支援の際に培われた住民や現地NGO、行政とのつながりは、プロジェクトが終わった後にも残り、生かされます。」 |  | 石川直人さん 「内戦が続いたスリランカでは、現在でも8万人が避難キャンプでの生活を余儀なくされています。政府により言論・報道の自由が制限されている中、紛争の生々しい記憶を抱えながら復興を目指しているのがスリランカの現状です。平和に向けて必要なことは、インフラ整備、雇用・食料の確保、民族融和など数多くありますが、アプカスでは草の根レベルの活動からも平和構築を手助けしています。」 |
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講義の中でスライドを使って紹介された写真は、スリランカの自然や街の様子、ゴミ捨て場に群がるゾウなど、現地の生活を身近に感じさせるものでした。また、バナナやフグ、日本製バスの写真など、スリランカと日本とのつながりを発見できる写真もありました。
聴講した学生からは「将来NGOで働くためにはどのような技術を身につけたらよいか」、「語学習得は大変だったのでは」、「スリランカの治安は今どうなっているのか」などの質問があり、国際協力の現場で活動している卒業生のお二人から体験談を聞く貴重な機会となりました。
■NPO法人APCAS(特定非営利活動法人アプカス) 2004年12月にインド洋で起きた大津波の被災者を支援するために設立された、北海道生まれの国際協力及び社会開発のNPO。「対話・自立・持続」をテーマに、そこに暮らす人々の生き方を大切にしながら、災害への緊急復興、僻地での教育支援、環境保全の活動、家庭菜園や農業技術の普及、衛生向上や雇用の安定化駆歩、現地アーティストとの商品開発等を行っています。 アプカスのHP:http://www.apcas.jpn.org/
■酪農学園だより Vol.125 活躍する同窓生 Vol.33でもお二人を紹介しています。http://www.rakuno.ac.jp/dayori/vol125.pdf#page=8 |
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