| 総合司会・進行 |
 | 酪農学部食品流通学科長 本多 芳彦 (食品流通学科 食品企画開発研究室 教授) |
 | エクステンションセンター 所長 鈴木 忠敏 (食品流通学科 消費経済学研究室 教授) |
| 1.基調講演 |
 | 酪農学園大学・酪農学園大学短期大学部 学長 谷山 弘行
食料に関わる問題、農文化と食文化における背景、国の食に関わる政策、酪農学園の見学の精神、食農教育、食文化を内包する農文化の再生について説明しました。 |
2.・パネルディスカッション 司 会:谷山弘行学長 パネリスト:コープさっぽろ農業賞の受賞者 |
 | (1)「有機酪農の実践」 ―環境保全型農業としての有機酪農― 津別町有機酪農研究会 会長 山田 照夫氏(津別町) 網走川上流に位置する津別町で、生産しているオーガニック牛乳、有機酪農研究会の取り組み、土壌分析に基づく適正施肥、有機酪農実践の目的・効果、有機酪農推進協議会の設立と取り組み、ふれあいファームの認証取得、網走川の環境保全とオーガニック牛乳の生産について説明しました。 |
津別町有機酪農研究会酪農は、『自然』『牛』『人』を軸に、環境・牛に優しいエコロジカル酪農と経済が確保されるエコノミー酪農をモットーとし、無農薬・無化学肥料による自給飼料の生産を目指し、2006年9月に日本初の有機畜産日本農林規格(JAS)認証を受けました。その後、「明治オーガニック牛乳」としてコープさっぽろで注文販売が開始されました。消費者からは甘くて美味しいと評価され、私たちの考えが間違えではなかったと実感しています。 私は緑に囲まれた環境に育ち、この環境を次の世代へと受け継いでいきたいと常々思っています。そのためにも、安心・安全を心がけ、私たちが真心を込めて作ったオーガニック牛乳を提供し続けていくことが我々の使命と考えています。また、網走川上流・下流の立場で、漁業者とも手を取りあって環境保全に努めていきたい」と話しました。 |
 | (2)「有畜多品目経営の実践」
農業生産法人 有限会社 北海道ホープランド 代表取締役 妹尾 英美氏(幕別町)
農業者としての信念、有畜多品目農業の展開、有畜多品目農業の経営現状を説明しました。 |
「46年前にアメリカ農業研修で、世界一農業を体験して多く人に出会い、一般農家から法人化への道が開けました。人と人との輪から得たものが、今、私が目指す農業の信念に結実しました。 また、ヨーロッパでの農業研修では、畑作農業に放牧養豚の導入があり、あまり経費をかけずに地力を向上させる秘訣が有畜農業にあることを発見し、2006年に有畜農業をスタートさせました。豚のことは、豚に任せておけばいい。1から10まで人間が手を貸すのではなく、豚は豚のやり方で、本来の豚らしい生活を送って健康に育つのです。 最後に、現代の若者は内のこもりがちですが、ぜひ、学生のみなさんにも積極的に行動を起こしてほしい」とエールを送りました。 |
 | (3)「“農業”余湖農園の挑戦!」
農業生産法人 有限会社 余湖農園 余湖 智氏(恵庭市)
経営概況、余湖農園における4部門の事業展開、資金、担い手の育成、第三者継承について説明しました。 |
「有限会社余湖農園のほかに、販売会社として株式会社グローバル自然農園を経営。提携農園と組んでグループ化して販売を行っています。 余湖農園では、約30年前から特別栽培(減化学農薬・減化学肥料)農産物を栽培していて、こだわりの野菜は40種類以上になります。 農業には、人々に感動を与える役割があります。問題はそれをどう生かすかです。味・体験・自然が人に感動を与え、リピーターとなってくれるのです」と話ました。 |
| 3.全体討論 |
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| 4.講義終了ご挨拶 |
 | 酪農学部長 干場 信司 (酪農学科 家畜管理学研究室 教授) |
修了証書の贈呈 生活協同組合コープさっぽろ 常務理事 中島 則裕 |
 | 「3人のパネリストのお話は、食に対する志の高さが伺えます。また、世界に目を向ける広い視野を持っておられます。学生のみなさんも世界に目を向け、ここで学んだことを発信していってください」とあいさつしました。 |
| 講義終了後には、生活協同組合コープさっぽろ中島則裕常務理事より、9回以上の受講者(一般56名、学生86名)に修了証書が授与されました。年々、一般受講者の人数が増えており、全14回を受講した皆勤者は9名でした。 |
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