高橋一宗教主任 | 「7月11は、酪農学園の開学記念日でした。今年は日曜日ということもあり、特にプログラムは設定しませんでしたが、今週と来週の大学・短大の学校礼拝において、宮崎県で発生した口蹄疫被害の支援活動に献身的に従事した学生有志と獣医学科3名の教員による『報告』を学校礼拝の時間を用いてお話いただくことにいたしました。 |
| この機会に酪農学園大学の大学としての『建学の精神』に根ざした社会的使命を共に確認し、本学の開学記念日にふさわしい学校礼拝としたいと願っています」 |
7月20日(火)、山口誠司さん(大学院修士課程1年 応用家畜繁殖学研究室)が、証しを行いました。 メッセージ題:「酪農学園大学・短期大学部 宮崎県口蹄疫被害支援活動報ー喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣くー」 聖書: ローマの信徒への手紙12章15節 ●山口誠司さん |
 | 山口さんは、口蹄疫による現状、活動までの流れ、活動内容を説明しました。
「宮崎県に勤務している応用家畜繁殖学研究室のOBなどから、口蹄疫発生時からの情報を聞いていたことや、日ごろ乳牛や肉牛を研究対象にゼミ活動を行っている私たちの仲間に実家が肉牛農家の者がいたので、とても人ごととは思えず、何か役に立ちたいと募金とメッセージを集めました。街頭での募金活動をしていて、ときには、『なぜ、宮崎県だけ支援するのか?!』と疑問を投げ掛けられることもありました。 |
困惑して、泣いてしまったメンバーもいます。純粋な気持ちで行った活動でしたが、どうしたらうまく伝わるのかと試行錯誤しました。口蹄疫問題は、言葉では言い尽くせない難しい問題なのだと痛感しました」と話しました。 (活動内容はこちらhttp://www.rakuno.ac.jp/news/201007/news28.html) |
7月28日(水)、文部科学省の緊急要請により、宮崎県で発生した口蹄疫被害の支援活動に献身的に従事した獣医学部獣医学科の永幡肇教授(獣医衛生学)、鈴木一由准教授(生産動物外科学)、植田弘美准教授(獣医解剖学)の3名が証しを行いました。 メッセージ題:「宮崎県口蹄疫被害支援活動報告(そのⅡ)─喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く─」 聖書:ローマの信徒への手紙12章15節 |
| ●永幡肇教授 | |
 | 永幡教授は、宮崎県の口蹄疫発生地概要、支援活動を行った高鍋町の畜産概要と現場状況、防疫と課題を詳しく説明しました。
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| 「7月27日に、移動制限が解除されましたが、口蹄疫の防疫についての教育は大きな課題だと思っています。また、海外伝染病に対する認識も重要です。今後、公開講座を開くなど、営農指導支援への働きかけをしていけたらと思っています」と話ました。 |
| ●鈴木一由准教授 | |
 | 鈴木准教授は、現場で、牛の殺処分に使用されたキシラジンと界面活性剤の使用方法や作用を説明し、その方法が正しかったのか、なぜ界面活性剤を使ったのかを解説しました。 |
| 「牛の殺処分について、動物愛護団体などがインターネット上で問題を指摘しています。この中には正しいことも、残念ながら間違った情報もあります。私たちは正しい情報を人道的かつ科学的に判断し、伝えなければ成りません。殺処分方法、また、そ の教育についても何が正しいのかを人道的かつ科学的に熟慮していかなければいけません。また、獣医師の技術熟練度が問われますので、獣医師を目指すみなさんは技術を学んでいってほ しい」と話しました。 |
| ●植田弘美准教授 |
 | 植田准教授は、現地で支援活動をされた獣医師たちや被災農家の心境を交えてを報告しました。
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| 「被災地で本学OBの獣医師が7人いました。精神的に滅入る中、心強い気持ちになりました。被災地では、ご年配の夫婦で営農されている所も多く、『国から補助金が出るが、その後の収入がない。国か県が保証をしてくれるのか』といった不安の声もありました。殺処分ありきの方法を改善できないものか、生かす方法を見いだし、復興していく方法を考えていってほしい」と話ました。 |
| また、3人は、、被災地で多くの本学の卒業生出会い、共に励まし働くことができ、とても心強かったこと。精神的につらい作業の中で、朴美愛教授(獣医学科キリスト教教育研究室)はじめ、おおくの人々の祈りに支えられたことなどを報告しました。 |