加藤 桂子

獣医学類

加藤 桂子 かとう けいこ

助教

研究室番号
動物医療センター 212
研究室・ユニット名 獣医麻酔学
研究キーワード alfaxalone ORi 敗血症

ORi

研究の概要・特徴

ORi™(oxygen reserve index: 酸素化予備能指標)は、低酸素状態を評価するパルスオキシメータ(saturation of percutaneous oxygen: SpO2 )と異なり、動脈血酸素分圧(PaO2)がおおよそ100~200mmHgの中程度高酸素状態の領域を測定する新しい酸素化の指標である。
酸素療法を受けている症例において、ORi™はSpO2よりも早期に酸素化能の悪化を察知し、低酸素状態を未然に回避できる可能性がある。しかしながら、ORi™とPaO2の関係には個人差があり、測定値よりはトレンド変化が重要であると考えられている。この理由として、ORi™は吸収分光法より算出されるため、測定部の組織性状および血流等の要因による影響を受けるためと推測されている。
本研究では皮膚領域の研究に用いられる実験用豚を用いて、測定部の体温、灌流指標(perfusion index: PI)、および赤血球容積率(packed cell volume: PCV)をダイナミックに変化させ、ORi™の測定値に及ぼす影響因子について検討する。

産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

ORiは酸素化の新たな指標として今後発展していくモニターであると感じています。
特に、従来から使用されているSpO2よりもより尖鋭に酸素化を評価することが可能ですので、人と同様に挿管および抜管時の指標やベッドサイドでのモニター、また重症度の早期発見にもつながりますので麻酔管理だけではなく、今後発展していくであろう獣医療においての集中治療においても力を発揮してくれるのではないかと思います。