佐野 忠士

獣医学類

佐野 忠士 さの ただし

准教授

研究室番号
動物医療センター 201
取得学位 博士(獣医学)
研究室・ユニット名 獣医麻酔学
研究キーワード 獣医麻酔学 獣医救急医療 術後管理

伴侶動物(犬・猫)における周術期管理に関する研究

研究の概要・特徴

伴侶動物(主に犬・猫)の高齢化および高度医療化が進み、以前と比較して集学的管理がより求められるようになってきている。特に手術のために全身麻酔を受ける動物のケアにおいて、
 ・手術前(麻酔前)の患者ケアにおける状態の安定化
 ・手術中(麻酔中)の患者ケアにおける安全状態の確保
 ・手術後(麻酔後)の集中的患者ケアにおける早期回復の達成
が非常に重要なポイントとなる。
これらのポイントについて獣医療としての医療の観点と合わせ、動物看護の視点を含めた包括的患者管理の実践を計画している。具体的には以下の通りである
 <安全な麻酔管理法の確立>
  ・新規麻酔薬を用いた動物の新規麻酔管理法について
  ・新規モニタリング装置を用いた患者状態の記録
 <早期患者回復を目指すプロトコルの立案>
  ・術前・麻酔前の患者栄養管理に関する研究
  ・術後早期回復のための栄養給与のタイミングおよび栄養組成に関する研究
 <重症患者動物の集中的管理>
  ・心肺蘇生後患者の集中治療に関する研究
  ・重症患者の治療および状態評価に有用なバイオマーカーの探索

集中治療管理中動物における新規モニタリング 集中治療管理中動物における新規モニタリング
早期回復のための栄養給与(栄養内容/給与方法)の工夫 早期回復のための栄養給与(栄養内容/給与方法)の工夫
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

既存の人医療で活用されているモニター、バイオマーカーなどを動物に応用していくのと合わせ、動物用としての使用の可否、注意点、「動物ならでは」でのメリットを明らかにしていきます。
また、世界的にも注目度は高いものの十分には議論されておらず、データの公表も十分ではない「集学的」栄養管理ならびに術後早期回復プログラム(ERAS; Enhanced Recovery After Surgery Program)の確立のための研究について共同研究を広く募集しております。

健康な動物の存在は、人の健康へ大きく貢献していくことが明らかとなっています。
動物の高齢化、高度医療化をさらにより良いものとする研究を継続していきます。