農食環境学群(循環農学類・食と健康学類・環境共生学類)獣医学群(獣医学類・獣医保健看護学類)より広く学べる2つの学群、5つの学類
酪農学園大学 | 獣医学群・農食環境学群 > 全件表示 > ニュース > 酪農学園大学ワイン完成報告会を開催

トピックス

酪農学園大学ワイン完成報告会を開催

2018.03.02ニュース

NEWS NO.136(2017年度)

酪農学園大学ワイン完成報告会を開催

 

3月1日(木)ホテルエミシア札幌において、今年度の「酪農学園大学ワイン」の完成報告会を開催し、学内外の関係者およそ40名が出席しました。

本学・食と健康学類は、北海道ワイン株式会社との包括連携協定に基づき、醸造用ブドウの栽培管理やワイン醸造に関する講義・実習に対し北海道ワイン株式会社の協力を得ています。学生たちが学内で栽培したブドウを原料の一部に含み、ワインの味やラベルの決定についても学生たちが中心となって検討を進め、昨年度に続く第2号となるワインを完成させました。会場では試飲が行われ、「昨年よりもさらに果実の香りが高いワインに仕上がっている」「とても飲みやすい」などの感想が寄せられました。

 


 

試飲後は、ワインに関わる学生たちが日ごろの研究成果を報告しました。

 

大学院修士課程2年の髙橋宗一郎さん(臨床栄養管理学研究室・石井智美教授)は、イタリア・マルケ工科大学に3カ月間留学し、ワインについて学んだことを報告しました。ワイン酵母の研究やワイナリー訪問をし、イタリアのワイン造りの文化や哲学、地域に対する愛情を学びました。
「イタリアで学んだことを北海道でどう生かせるか考えたとき、道産ワインが北海道民に永く愛されることが大切だと感じました。ワインがおしゃれで特別なものから、もっと身近になり、地域の土地・空気・環境で造られた道産ワインが地域の食材とマッチしてより愛されるような文化を目指していきたいです」。


大学院修士課程2年の坪内博子さん(同研究室)は、道内17カ所のワイナリーを訪問して、原料の調達や使用酵母についての聞き取り調査を行った結果を報告しました。また、大正時代に刊行された「仏蘭西料理全書」のレシピからワインの活用法を調べ、実際に調理をして嗜好調査を行った結果、ワインの質が料理の味や香りに反映されることがわかりました。
「ワインはお酒として飲むだけではなく、料理に調味料として使うなど、さまざまな活用方法があります。道産ワインの質を生かした、北海道ならではの食のあり方を今後も研究していきたいと思います」。


大学院修士課程2年のフーダグラさん(応用微生物学研究室・山口昭弘教授)は、ブドウ灰色かび病に対して、微生物農薬として利用可能な野生酵母を探す研究について報告しました。
「酵母45株を解析した結果、抗カビ作用を持つ16株が得られました。今後は、実際にブドウ園の苗を使って実験を行う予定です」。


食と健康学類4年の鹿野皓己さん(同研究室)は「クヴェブリ発酵モデル解析」と題して研究成果報告を行いました。クヴェブリ発酵とはジョージアで用いられているワインの製法で、つぶしたブドウを土器のかめ(クヴェブリ)に入れ、地中に埋めて発酵させることで、果実味豊富な飲みやすいワインができます。容器の形状を変えたり果梗(ブドウ房の軸部分)の有無などさまざまな条件で実験した結果、果梗を入れ、底面の広い梨型にした方が、アルコール発酵が促進されることがわかりました。
「北海道で実際にグヴェブリ発酵を行っている近藤ヴィンヤードさんには、醸造方法の指導を受け、ワイナリー訪問をさせていただきました。本当に感謝しています」。


 

食と健康学類4年の今泉誠人さん(食品企画開発研究室・阿部茂教授)は、酪農学園大学ワインのラベルデザイン決定までの経緯を報告しました。
「酪農学園大学を代表する風景にしようと思い、1945年に教員と寮生が力を合わせて建設した、歴史的建造物である精農寮の写真に決めました。1989年には江別市の都市景観賞を受賞しています。みなさん、お時間があればぜひ一度ゆっくり見学してください」。


竹花一成学長より開会あいさつ

乾杯!

北海道ワイン(株)嶌村公宏社長と

山口教授と
ワイン造りに関わった学生たち

 

お味は
いかがでしょうか?

農食環境学群長・堂地修教授より
閉会あいさつ




Recommended

sns sns sns