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“酪ネット”による継続的被災者支援プロジェクト活動2012後期報告 気仙沼チーム

2012.12.14
酪農学園大学学生ネットワーク“酪ネット”による継続的被災者支援プロジェクト活動2012後期報告

2012.12.5 気仙沼2・3班

活動内容

渡戸住宅で結露対策のために断熱の壁、天井貼り

今日は渡戸にある仮設住宅の7世帯中2世帯の依頼を受け、結露対策の作業をした。作業としては天井や壁の寸法を測り、プラスチックの段ボールを切って、貼り付けるということだった。私たち4人で作業することは思っていた以上に大変でとても時間がかかった。ボランティアに依頼していない他の住人は、このような作業することは難しいのではないかと感じた。また、住人の方が1日で行えることは本当に少なく、とても時間がかかるのではないかと思った。

ボランティアといいながらも、仮設住宅の方々の自治費からお昼ご飯をごちそうしてもらい、とても申し訳ない気持ちになった。おもてなし精神が強いため、ボランティアでもご飯をおもてなししようとしてくれるのだと思った。仮設住宅の地域によって、結露がひどいところや全くないところの差があり、結露のひどいところは限られた自治費の中から、結露対策の材料のお金を出さなくてはならない。そのように余裕のない状態でもおもてなしをしてくれるということがすごいと思った。ボランティアは助けを求めている人に無償で手伝うということであると思っていたが、おもてなしを受けることで無償でなくなってしまうので、ボランティアとしてどうすればいいか考えなきゃいけないなと思った。明日からは、仮設住宅の人のために何をすべきか、その人たちに必要なことは何かを考えながら行動していきたいと思った。

気仙沼で海岸から500メートルまで打ち上げられた第十八共徳丸という船を見た。津波で20メートル以上の高さの船が、陸まで打ち上げられ、車や住宅をつぶしていったのだと想像すると、とても怖い情景だったのだろうなと感じた。

竹林 佳南

 

今回は前回とまた違った仮設住宅に住む方の結露対策をどうにかしようと、朝の10時頃から活動を開始しました。今回の活動場所は、渡戸の山奥の集落にボランティアをしに行きました。山奥というだけに本当に山奥に建たれていて、いざ買い物などに出かける際にはとても大変だろうなと皆で話していました。

実際に、部屋にお邪魔してプラダン(プラダンボール)で壁の結露を防ぐようにはりつけていきました。床には発泡スチロールをしきつめて、寒さ対策には万全になるようにサイズを合わせてかさばらないように貼っていきました。その際に、私たちの担当した家の方も一緒になって皆で力を合わせながら完成させていただきました。この方は被災された方ですが、私たちと一緒にプラダンの装着に自ら加わってくださいました。また、この施設住宅の町会さんでもある方で、私たちに対してのおもてなしがここでも素晴らしくもてなされていたと感じられました。風格のあるおじさんなので話すのに緊張しましたが、出身地や方言の話などで盛り上がれてとても楽しく作業ができました。そして、私たちはお昼に昼食をいただきましたが、全員分の昼食を全7世帯の皆さんと話し合って一致したのち会費で昼食をご馳走していただけたなんて申し訳ないという気持ちになりました。そこに気付かずに、ただ「おいしいね。」と言いながらご飯を食べていた自分自身に苛立ちまた、恥ずかしかったです。

そして、私と一緒に結露防止をしていた方は、自らも被災者でありながらこうやってボランティア活動をなさっていることには驚きました。プラダンの設置の仕方も優しく丁寧に教えて下さりとても感謝の念が絶えなかったです。活動を終えてからも、尚且つ私たちにおもてなしとしてお二方にはコーヒーやお菓子などを振る舞っていただきました。

大仕事を終えてから私たちは気仙沼の一番大きな被害に遭った鹿折地区に足を運びました。大きな漁船が打ち上げられていたのはテレビの報道で重々知っていて想像はしてたものの、やっぱり画面で見るものと実際の迫力というものは全然違うものだと改めて感じさせられました。漁船が道に打ち上げられている下には、市民の生活を全て奪ったあの大津波の迫力が今でも伝わってきました。頭の中で想いを整理するのにいっぱいで言葉にできませんでした。

今日もまたたくさんの方々に出会い、話合い、被災地に出向き、私は周りに支えて居てくれる人がいるから毎日を楽しく暮らせているんだと感じさせられました。このボランティアを経験していなければ感じられなかっただろうこの感情を一生大切にしていきたいと強く心に決めた日でした。

井上 望

 

 

今日は渡戸という、活動拠点から車で1時間ほどの山奥の仮設住宅へ行きました。そこでは7世帯中2世帯の防寒(結露)対策として、天井と壁にプラスチックダンボールを貼る作業と、気仙沼の津波の被害の大きかったところを見学しに行きました。

防寒対策の作業は、7世帯中2世帯の家で作業をし、2世帯以外はボランティアの人を家に入れたくないということなので材料だけもらい各自で行うと言われて、プライバシーの問題もあり、なかなか難しいと思いました。

電気の配線や、エアコンの配管があるため、そのサイズを計って切り込みをいれたりという作業を4人で4畳半ほどの大きさでも5時間かかりました。自分たちが作業できたのは、他のボランティアチームの方が、アプカスの方へ一緒にやらないかという声をかけていただいたことでできたので、人との繋がりがあってできることなのだと実感しました。

気仙沼の見学では、テレビで見たものを初めて自分の目で見て、家の跡地のところでは、陸地に乗り上げた長さ40~50メートルの漁船、その下にある車や家が約1年9ヶ月経った今も未だにあました。

他にも玄関の入り口と思われる階段の残骸や、仮説のコンビニエンスストアもあり、そこの地域は75センチの地盤沈下により、海水が地表に出ているため、新しい建物を作ることができないという話を現地のスタッフに教えて頂き、「今後ここはどうなるのだろうか」とか「ここの船は残すべきなのか、壊すべきなのか」などすぐには解決できないであろう疑問がいくつか浮かびました。

アプカスの人との話で、「何をしにきたのかは、人によって個性があるため着眼点が違う」「仮設住宅の振り分け(プレハブメーカーなのかハウスメーカーなのか)は運である」「住環境が整うということは必ずしも良いことというわけではなく、逆に仮設住宅から出て行きたくなる人がいて、復興に繋がりにくい」ということを言われニュースで言われていること以外にたくさんのことを知ることができていて2日目にして充実しています。

残り10日間で様々な支援協力をしていきたいと思います。

鈴間 優大

 

 

今日は渡戸の仮設住宅へ結露対策に行きました。この渡戸の仮設住宅はペットを飼うことができる仮設住宅です。作業は9時半から開始し15時に終了しました。作業内容は室内の壁と天井を採寸し、プラスチックの段ボールを貼り付けていくという作業です。あるボランティアのグループから人数が足りずお手伝いしてほしいと依頼を受け渡戸へ向かいました。最初は事務的に作業をこなしていました。そんな中、依頼して下さった方が私たちの作業を心配そうに眺めていました。依頼して下さった方は、そこの住人ではなく住人であるおばあちゃんのお孫さんで、自身の祖母の住環境を心配して今回依頼していたのだと思います。この仮設住宅の結露の状況は、かなり深刻なもので7世帯ある中、全てのお宅で結露するようでした。玄関だけではなく、寝ている時、顔にポタポタたれてくる時があると理事会長さんからお話を伺いました。その話を伺い、仮設住宅に住まわれる方々の不便さを改めて知りました。

それらを考え、もう一度この活動の意義を考え直しました。毎日過ごす部屋で目に入るところなので決して手抜きは出来ないと思い、事務的ではなく一生懸命に取り組みました。今回の活動で学んだことは、その人にどこまで寄り添えるかどうかが大事だということです。仮設住宅全体で困っていることは結露だとしても、個々に目を向けるとそれぞれ悩みは違い、それに沿ったことを最低限してあげることができれば、ボランティアの意義が見つかってくるのではと思いました。

結露対策の帰路中、第十八共徳丸のある鹿折へ行きました。普通、考えられない場所に大きな漁船があり、唖然としました。漁船で道は塞がれ、漁船の下には車や布団が形のない状態で下敷きになっていました。人が作り出した鉄の塊である大きな漁船でも自然の力にはかなわないものだと、改めて実感しました。また、その漁船の前には道路があり、地震なんてまるでなかったかのように、たくさんの車が行き来していました。

明日も、引き続き渡戸の仮設住宅へ結露対策に行きます。人との交流を大切に、一生懸命取り組みたいと思います。

大沼若菜

 

 

渡戸住宅で、結露が激しいという事で、ボランティアステーションさんからアプカスさんが依頼を受け、壁と天井にプラスチックダンボールと、スタイロフォームを使って部屋の防寒対策のお手伝いを行いました。今回依頼を受けたのは、7世帯中2世帯でした。他の依頼していない方々は、自らこの作業を行っているそうです。こちらの仮設住宅は、気仙沼で唯一ペット同居可能の住宅だそうです。私が活動を行った部屋には、7歳のミニチュアダックスフンド、むさし君がいました。お婆ちゃんに、むさし君の問題行動や普段の様子を聞き、爪や目、耳の状態を見たりしました。手入れは行き届いていて、聞いてみると、2ヶ月に1回、ペットショップに行っているそうです。様々な事を聞いているうちに、仮設住宅でのペットとの共同生活の問題点が浮かび上がって来ました。それは、仮設住宅の近くには散歩に適した芝生が無く、砂利しか無かったのですが、以前散歩していた時、砂利で爪が割れてしまい、それっきり散歩は排泄のみ外に出すだけで、運動はあまりしていないという事を言っておられました。むさし君を抱き上げてみると、確かに太り気味であると感じました。少し歩いたところに芝生があると、仮設住宅の範囲から出て行き、それが仮設住宅の外へ出る事によって交流できるという利点があります。さらに、毛が多く抜けているという事を聞き、ストレスが溜まっているのかな、と普段勉強している事を生かして、少ないですがアドバイスが出来たのが良い経験となりました。さらに、震災の直前や直後のむさし君の状況を伺う事が出来ました。むさし君は前日に、いつもは膝にのるのに乗らなかったそうです。直後には、お婆ちゃんは着の身着のままで、むさし君を抱えて避難したという話を聞きました。これを踏まえて、明日も同じところへお伺いするので、散歩の為にドッグランなどの様な芝生が近くにあったら便利か、また他にどんな施設があれば嬉しいのかという事を聞こうと思います。気仙沼ではここが唯一のペット可の物件ですが、石巻ではペット可能の物件が多いらしいです。この様にペットの飼われ方にも差が生まれています。石巻ではたくさん飼われていますが、一緒に住むにあたってやはり問題点があります。隣人との問題になる前に人里から離れてしまうといいます。その様な事を含めて、ペットと仮設住宅の問題を調べて行きたいと思いました。

長南愛子

 

プラスチック段ボールの寸法測り 材料を運び出す様子

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第十八共徳丸をみて
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