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獣医学群FD委員会が動物看護職に関する研修会を開催

2014.12.16ニュース

NEWS NO.125(2014年度)

獣医学群FD委員会が動物看護職に関する研修会を開催

 

 獣医学群FD委員会は、12月3日(水)に横田淳子氏(一般社団法人日本動物看護職協会会長)をお招きして研修会を開催しました。獣医保健看護学類の学生を中心に学生61名と干場信司学長はじめ教員11名が聴講しました。

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 北澤多喜雄・獣医保健看護学類長のあいさつの後、横田氏が講演しました。

 横田氏は、青森市内の動物病院に勤務するかたわら、(一社)日本動物看護職協会(以下、「協会」という。)を立ち上げ、動物看護職の職域の確立、動物看護学の確立、動物看護職の公的資格化をめざして活動しています。横田氏は、自身の経験や協会の活動について以下の内容で講演されました。

 

1 動物看護職の現状

・ 全国では約2万人が動物の看護業務に当たっていますが、動物看護職の身分や業務内容は法律等で定められていないため、動物病院により処遇がまちまちで不安定、業務内容や呼び名が異なるという状況にあります。その背景には、5つの民間団体がそれぞれ独自に資格認定していたこと、専門教育を受けなくても就労できること、大学や専門学校の養成教育内容が一定でなかったことなどがあります。

・ 一方で、ペットは家族の一員という意識が高まって、質の高い医療が求められるようになり、獣医師を中心とするチーム医療を行ううえで、動物看護師は単なる補助者ではく専門職として能力を発揮することが期待されるようになりました。

・ こうした情勢を踏まえて、2009年(平成21年)に動物看護者の職能団体として、協会を立ち上げて、動物看護職の社会的地位の向上や資格の全国統一化をめざして、国に働きかけるなどの活動をしてきました。 

 

2 民間資格の統一の経過

・ 国は、2010年(平成22年)に獣医療の体制整備に関する基本方針を公表し、その中で、動物看護職の地位や身分の確立、動物看護に必要な知識・技能の高位平準化が必要と明記しました。また、日本獣医師会でも動物看護職のあり方を検討し、養成教育課程の斉一化と全国統一資格への移行を図ることになりました。

・ これらを受けて、2011年(平成23年)に、全国統一試験の実施と資格認定を担う機関として関係10団体により構成される「動物看護師統一認定機構」(以下、「機構」という。)が設立されました。

 2012年(平成24年)と2013年(平成25年)に試験が行われ、認定資格である「認定動物看護師」数は1万人を超えています。

・ 資格を統一することで、レベルの統一が図られ、再就職しやすくなります。また、職域が広がることで飼い主や社会的な信頼度が向上します。将来的には、雇用条件の改善や定職率の向上が期待できます。

・ 現在、機構が推奨したコアカリキュラムに基づく新教育が行われており、2015年度(平成27年度)から新教育を修了した学生が受験することになります。

 

3 今後の動物看護教育のあり方

・ 大学教育には、専門職としての自覚を持ち、自立した動物看護師を養成することはもちろんですが、動物看護を専門とする教員の養成や動物看護研究の発展、チーム獣医療モデルの構築などを期待しています。

 

4 学生に向けて

・ 就職して1年目は、大学で学んだことと現実とのギャップに驚くと思います。動物看護師という職業は、これから自分たちで築き上げていかなければならない職業です。皆さんが気づいたこと、疑問に思ったことをきちんと伝えることで整備や改革につながります。頑張ってください。

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