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Dear RGU~青年海外協力隊 エルサルバドル報告Ⅱ

2016.12.12ニュース

NEWS NO.165(2016年度)

Dear RGU~青年海外協力隊 エルサルバドル報告Ⅱ

卒業生の大石恵理夏クリスティーナです。

立て続けになりますが、ぜひ紹介したいお話がありました。

2カ月ほど前にエクアドルのマカスで行われた環境教育の在外研修に参加しました。

JICAボランティアのほとんどの職種では在外研修はありませんが、環境教育にはあります。この在外研修は、JICAボランティア主催で自分の国もしくは他の国に行って受けます。この研修ではカウンターパートと行きます。

エクアドルのマカスにて、環境教育の在外研修

エクアドルのマカスにて、環境教育の在外研修

 

しかし、研修の話をする前に私のカウンターパートに起きた変化を理解できるように少しエルサルバドル人の生活や文化について触れたいと思います。

 

今のエルサルバドル人の平均月収おおよそ150ドル、日本円でおよそ1万5千円です。「発展途上国だから物価が安いからそれくらいは生きて行けるよ」って思った方、子供2人と親2人の4人家族で日常品、食料など必要な物、全て揃えるには必要最低限の月収は400ドル、日本円でおよそ4万円です。私が住んでいるサンフェルナンドは内戦の影響を受け10年前まで超貧困地域で1カ月の月収は20ドル、日本円でおよそ2千円、食費は5ドル、毎日トルティージャに塩(日本で言うご飯に塩)たまに卵が手に入れば5人で1つの卵を分けて過ごしていたそうです。昔と今を見比べると今もまだまだ貧困だけど少しずつだけど生活よくなっているんだなあと私やサンフェルナンド市に住むエルサルバドルの人々も感じます。

もう一つエルサルバドルの文化について話したいのです。日本人には実感が湧かないかもしれませんが、エルサルバドル人は自分の文化を忘れてしまった人々とも言われ、自分の文化は格好が悪い物、ダサい物と思う人が沢山います。それは昔、エルサルバドルでは国の近代化の為に政策に先住民文化を禁止させた事がきっかけで少しずつ忘れさられていきました。エルサルバドル人は「ちょー古臭い!」を「ケ インディオ!」と言うのですが直訳は「インディアン(先住民)みたい!」と普段使う言葉にも自分たちの文化に恥ずかしさを持っていると感じる言葉も存在します。それとアメリカに沢山の人が出稼ぎに行っているのと、戦後の立ち直りにアメリカが勧誘した為か、首都はアメリカによく似ていて、国中至る所にアメリカの面影を感じます。個人的な意見ですが、アメリカ、アメリカの文化=かっこいい、素敵、憧れに対しエルサルバドル、エルサルバドルの文化=ダサい、恥ずかしい、貧しいと言う意識が根強くついている為か、エルサルバドル人は自分のアイデンティティー、先住民としてのアイデンティティーが良く分からなく、さまよっているのではなかいと私は感じます。

飛行機の中から見たエクアドル

飛行機の中から見たエクアドル

 

それでは研修の話に戻りますが、私は毎日生きる為に稼ぐのが精一杯だった、海外旅行に行ったことのない、飛行機に乗ったことのない、家族から離れるのが初めての23歳のカウンターパートとエクアドルのマカスと言う所に在外研修へ行きました。家族や友達はもう心配で仕方がなく、カウンターパートのお母さんに「息子をお願いします」と言われ手を強く握りしめられ、サンフェルナンドを後にしました。カウンターパートはワクワクとドキドキと未知の世界に行く恐怖心で緊張した様子でした。

在外研修開会式

在外研修開会式

そしてなんやかんやエクアドル、マカスに着いて高倉式コンポスト(堆肥)の作成方法を学んだり、エクアドルのマカスではどういった取り組みが行われているのか、最終処分場・コンポストセンターの見学、環境教育の顧問の先生の授業を受けたり、カウンターパートとどういった活動をして行くかを話し合いました。環境教育の研修なので研修で学んだ事を書くべきなのでしょうけれども、私はカウンターパートの人としての成長がとても大きかったと思います。初めて海外に来て、自分と全く違う文化圏に入り込みエクアドル人、ペルー人、コスタリカ人、コロンビア人、パナマ人、グアテマラ人、ウルグアイ人もちろん沢山の日本人たちともに生活をし、エルサルバドルについて沢山の質問をされて、自分の文化に誇りを持っている沢山の人たちとお話をする、自分のアイデンティティー・文化を知る事によって、別に自分の文化は恥ずかしい物でも何でもない事であると気が付いたと感じます。それと他の国、文化を比べる事によって自分の国の良い所、悪い所を気づいた、客観的に見れる様になり今後の彼の活動が良くなるのではないかと感じました。

最終処分所見学中の大石とカウンターパート

最終処分所見学中の大石とカウンターパート

私のカウンターパートの様に海外に行く事によって成長する事もあるし、私の様に英語、スペイン語、日本語を学ぶ事によってより沢山の人と交流できる様になります。しかし、海外に行ったから、外国語を学んだからと自分は国際理解出来ている人間、国際社会に必要とされる人間と勘違いしている学生、社会人、大学の教授が日本沢山いると感じます。私のカウンターパートがなんで海外に行って成長できたのはなんでも見て、感じ、感動し、最高に楽しんで、沢山の人から色んな考えを吸収し、なんでも覚えて帰って来ようと言う思いがあったからと思います。なので、自分は国際理解できている、国際社会に必要とされていると思っている人、肩書を捨て謙虚な気持ちを持ち新しい気持って長期休みを使って自分見直す旅に出るのはいかがですか?まだ海外に出たことがない人、外国語が分からない人は少し勇気をもって海外旅行に行くチャレンジをしてみるのも良い経験になるかもしれませんし成長出来たら就活やこれからの人生に役立つ経験になるかもしれません。




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