獣医保健看護学類4年の山本小瑚呂さんが「日本獣医内科学アカデミー学術大会」で看護アワードを受賞!
Date:2021.03.31
第17回「日本獣医内科学アカデミー学術大会(JCVIM2021)」が2021年2月19日~3月22日(オンデマンド配信)で開催され、本学の獣医保健看護学類(佐野忠士准教授:動物集中管理研究室)の山本小瑚呂さん(酪農学園大学附属とわの森三愛高校出身)が看護アワードを受賞しました。 ※看護アワード受賞は佐野忠士准教授が本学に赴任してから2年連続6回目となります。NEWS NO.47(2020年度)
獣医保健看護学類4年の山本小瑚呂さんが「日本獣医内科学アカデミー学術大会」で看護アワードを受賞!

学術大会発表の録画風景(中央が山本さん)
[受賞したテーマおよび概要] 酪農学園大学附属動物医療センターにおけるアンチバイオグラムの作成 ■獣医学領域において、薬剤耐性菌が増加し、動物-人の間での感染成立の可能性が指摘されていることから、酪農学園大学附属動物医療センターの電子カルテ情報より、細菌培養を行った犬・猫の検査結果を抽出し、細菌検出の有無、検出された菌種、菌株ごとの感受性の調査を実施。 ■検出された菌のうち30株以上認められたものを対象に、経口薬・注射薬合わせて16剤に対するアンチバイオグラムを作成した結果、期間内に細菌培養を行った犬・猫799件から1,077菌株が得られ、その中で30株以上検出された12菌種から球菌・桿菌の耐性や感受性傾向を確認。 ■これらの結果は形態学的な差異で有効な薬剤が異なるとともに、地域・施設によっても使用可能な薬剤は大きく変動すると思われ、施設ごとにアンチバイオグラムの作成、定期的な更新を行うことは、試験的治療の際の抗菌薬選択の一助とり、薬剤耐性菌の蔓延を制御するために重要であると結論づけた。 [受賞した山本小瑚呂さんのコメント] 今回、自分の卒論研究が看護アワード賞に選んでいただけたこと、
学位記授与式にて:山本さん(左から2番目)と佐野准教授(右)
山本さんの今後のご活躍に期待です。