フィールド教育研究センター肉牛農場の高等登録と基本登録結果について

Date:2022.12.06

NEWS NO.47(2022年度)
フィールド教育研究センター肉牛農場の高等登録と基本登録結果について

 

 フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛農場は、黒毛和種経産牛1頭の高等登録と未経産牛1頭、日本短角種経産牛1頭の基本登録審査を受審しました。

 審査は一般社団法人酪農畜産協会家畜登録改良部部長の岸 大輔氏により行われました。高等登録を受審した牛は、かりん28号(73カ月齢、勝早桜5×百合茂×安福久)の1頭、基本登録を受審した牛は、ひかる3号(20カ月齢、秋忠平×安福久×百合茂)、日本短角種、にとり2(26カ月、帝門夢26×満伯2484×牧姫54)の2頭です。

 審査の結果、かりん28号は87.6点、ひかる3号は84.4点、にとり2号は83.2点と3頭ともに好得点を獲得しました。

 高等登録を受審したかりん28号が元野幌農場で最も高い87.6点を獲得しました。かりん28号の母牛、もも26号(百合茂×安福久×平茂勝)も高等登録を受審しており84.8点を獲得しています。親子2代で高等登録を受審していることから能力・体型ともに優れている一族であることがうかがえます。

 現在繋養している黒毛和種繁殖牛(34頭)の基本登録審査における平均得点は83.2点で、最低80.8点、最高85.1点です。また、審査得点の分布は、80点台1頭(2.9%)、81点台6頭(17.9%)、82点台7頭(20.6%)、83点台8頭(23.5%)、84点台9頭(26.5%)、85点台3頭(8.8%)です。82点以上27頭(79.4%)、83点以上20頭(58.8%)です。また、令和3(2021)年度の高等登録審査結果をみると1,562頭が受審し基本登録時の得点が85点以上は62頭であり、全体の4.0%です。

 このように牛群の平均得点が83.2点と高いのは、長年多くの学生が日常の飼養管理に熱心に取り組んだ結果であります。また、それを支える教職員と関係機関の皆様のご指導・ご協力によるものです。今後は目標の平均84.0点を達成できるように精進してまいります。

 

高等登録黒毛和種経産牛)
かりん28号(73カ月齢、勝早桜5×百合茂×安福久) 
87.6点

かりん28号

 



◆基本登録(未経産牛)
ひかる3号 (20カ月齢、秋忠平×安福久×百合茂)
84.4点

ひかる3号

 


◆基本登録(日本短角種経産牛)

にとり2号(26カ月、帝門夢26×満伯2484×牧姫54)
83.2点


にとり2号

 


 【参考】関連記事

2022.07.22 本学園肉牛農場が「令和4年度石狩管内肉用牛共進会」で未経産牛、経産牛ともに最高位を獲得
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/22960.html
◆2022.06.24「令和4年度江別黒毛和種共励会で 未経産牛部、経産牛部ともに最高位賞を受賞」
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/22135.html
◆2021.03.08 フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛農場の基本登録結果について
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/13727.html
◆2020.07.01 フィールド教育研究センター肉牛農場 基本登録審査結果 3頭受審し、好得点を獲得  
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/10421.html