2級認定牛削蹄師資格試験に今年度も18名が全員合格

Date:2023.02.24

NEWS NO.63(2022年度)
 
2級認定牛削蹄師資格試験に今年度も18名が全員合格


2月9日(木)に、2級認定牛削蹄師資格試験の合格証授与式が開催されました。授与式には高橋俊彦副学長、林英明教授(獣医保健看護学類)、村上高志助教(獣医学類)が出席し、代表して高橋副学長より合格者へ合格証が授与されました。
 今年度で4年目となる2級認定牛削蹄師資格講習会・認定試験は2022年10月5日(水)および6日(木)の2日間に渡って本学フィールド教育研究センター(FEDREC)にて開催されました。今年度も18名と多くの学生が受講・受験(循環農学類10名、獣医学類2名、獣医保健看護学類3名、とわの森三愛高校2名)しました。1日目は牛の肢蹄の解剖学や疾病に関する講義と試験が実施され、2日目にはプロの削蹄師による実牛を使用した実技講習が行われます。そして、その後の実技試験では、40分の制限時間内に単独保定法(枠場を使用せず肢を持ち上げて支えながら削蹄する方法)による基本削蹄に挑みます。この基本削蹄をスムーズに行うには、多くの練習時間を経て身につくものであり、受験する学生さん達は試験までの期間、資格取得に向けてFEDRECにて何度もトレーニングを実施してきました。また、トレーニングには久津間削蹄師(指導級削蹄師)や昨年合格した有資格学生達がコーチ・サポートしていただいたことで、非常に効率的で有効なトレーニングとなったかと思われます。また、講習会・認定試験の実施にあたってはキャリアセンターおよび農事課にもサポート頂いたおかげでスムーズに取りすすめることができました。
 次年度も今年度と同様に開催し、全員合格できるよう企画運営を進めていきたいと考えております。

(文責 林英明)

 




獣医保健看護学類動物生命科学ユニットの林英明教授(後列左端)、髙橋俊彦副学長、(前列左端)獣医学類生産動外科学ユニットの村上高志助教(前列左から2人目)


代表学生のコメント:獣医学類 生産動物外科学ユニット6年の堀口 華奈さんと前田 涼汰さん

堀口 華奈さん(広島市出身)

前田 涼汰さん(長崎県出身)


堀口さん)6年生の受講生は二人だけでした。二人ともこの春からNOSAIに勤めます。ゼミ活動の中で蹄(ひづめ)に触れる機会はありました。蹄病(ていびょう)の牛はすぐに分かります。蹄の手入れはそれほど重要なことなので、今後獣医師として牛を診る際に役立つ資格だと思っています。
前田さん)削蹄は牛も嫌がりますので、最初は足を踏まれそうになったり大変でした。実技では削蹄師から「蹄を切り過ぎないように、止める勇気も必要」と教わり、慎重に手入れをしました。


【参考】関連記事
◆2021.01.06 2級認定牛削蹄師資格試験に今年度も20名が全員合格!
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/13014.html
◆2020.01.06 2級認定牛削蹄師に17名が合格
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/7740.html
◆2019.10.24 学内開催初の2級認定牛削蹄師認定資格試験に学生17名がチャレンジ!
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/2975.html
◆2018.11.29 獣医保健看護学類生で初の2級認定牛削蹄師に合格
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/4921.html