本学OBの辨野義己先生による特別セミナーを開講

Date:2023.02.27

NEWS NO.64(2022年度)
 
本学OBの辨野義己先生による特別セミナーを開講
獣医学群獣医学類の予防獣医学分野が主催する特別セミナーが2月27日、本学C1号館-101教室にて行われました。
講師には、一般財団法人 辨野腸内フローラ研究所理事長の辨野義己先生(本学獣医学部1972年卒業)を迎え、「最高の睡眠は腸活で手に入る」をテーマに講演しました。参加者は半数以上が一般市民で、元教職員や春休み中の学生など約80名が聴講しました。辨野先生は、腸内環境が悪化する原因やすこやかな排便の目安、現代人の生活習慣や食生活、腸年齢と脳の衰えの関係、ストレス緩和・睡眠の質向上などユーモアを交えながら説明しました。

 

 

 

 

 

 



◆聴講した安宅一夫名誉教授(元大学・短期大学部 学長)は、「腸内細菌研究の先頭を走る辨野博士から新しい研究成果を一般人にわかりやすく解説いただき、大変役に立った。今回私たちが分かったことは、腸内細菌がよくなれば、癌など病気になりにくいだけでなく、脳の衰えも予防し、心身とも健康で長寿が可能になることだ。これは家畜にも応用できる。今回の講演は、獣医学類予防獣医分野の教員が主催、多くの一般市民の参加があったが、食品分野や酪農分野の教員や学生の参加がほしかった」と感想を述べました。

◆企画主催に協力した田村豊名誉教授は、「会場の場所は不便でしたが、思いの他、市民の皆様に来ていただき感謝です。辨野先生も満足しておられました。私と辨野先生は、私の学生時代からですので、かれこれ半世紀の付き合いとなります。今はない初期の木造校舎で一緒に勉強していたことが懐かしく思い出されます。その縁で私の現職時代も大変お世話になりました。今も辨野腸内フローラ研究所の理事として付き合っています。辨野先生の話は一般市民にとっても関心事ですので、また機会をみて講演会を企画したいと思います」と話しました。

講義後に最後まで残り辨野先生を囲んで談笑する。(左から菊佳男教授、臼井優准教授、安宅一夫名誉教授、辨野義己氏、矢吹哲夫名誉教授、田村豊名誉教授)


【参考】関連リンク
◇一般財団法人 辨野腸内フローラ研究所
 https://www.bigm.or.jp/

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