北村教授(獣医学類)が飯島藤十郎記念食品科学振興財団から研究助成

Date:2023.05.16

NEWS NO.4(2023年度)

北村教授(獣医学類)が飯島藤十郎記念食品科学振興財団から研究助成

 本学、獣医学類疾患モデル学ユニットの北村浩教授が公益財団法人飯島藤十郎記念食品科学振興財団の2022年度研究助成事業の助成対象者に選出されました。

アカエゾマツの製油を手にする北村教授

 

 飯島藤十郎記念食品科学振興財団は山崎製パン株式会社創業者飯島藤十郎及び山崎製パン株式会社が設立したもので1984年農林水産大臣の許可得て発足した財団です。食品科学および食品と健康、食品の加工並びに食品の流通を対象とした優れた研究課題や挑戦的な研究課題を助成しています。

 北村教授の研究は、北海道に植生するアカエゾマツからの精製油の抗酸化作用に注目したものです。糖尿病モデルマウスを用いて、アカエゾマツ製油が2型糖尿病やそれに伴う筋肉の萎縮に対する予防・治療効果を検証するというものです。

遺伝性肥満・糖尿病モデルマウス

北村教授のコメント
「道産の材料から2型糖尿病に効く新たな食素材を見出すということが第一の目標ですが、北海道の林業で問題となっている“未利用材”の新たな活用法を提案し、SDGs(15. 陸の豊かさを守る)の取り組みにも貢献できればと考えております。」

 

関連SDGs:3.9.15

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【参考】
疾患モデル学ユニット:https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9424.html
本学獣医学類の北村浩教授が血糖値を調節する脳の酵素を発見[プレスリリース]:https://www.rakuno.ac.jp/archives/21309.html