2023年度学位記授与式を挙行

Date:2024.03.14

NEWS NO.97(2023年度)

2023年度学位記授与式を挙行

酪農学園大学・大学院の2023年度学位記授与式が3月14日(木)、本学健民館2(体育館)にて行われ、教職員が見守る中、669名が学び舎を巣立ちました。昨年度は、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、プログラムを短縮し午前の部・午後の部の2部制で行いましたが、今年度は全学類・研究科が一斉に集まり、従来通りの1部制で行いました。


式は、小林昭博宗教主任の司式のもとキリスト教の礼拝形式で行われ、オルガンの前奏、招きの言葉のあと、讃美歌21 520番を歌い、聖書(ヤコブの手紙 5章7~12節)朗読、祈祷が捧げられました。そのあと、岩野英知学長より学群学類・大学院の総代に学位記が授与されました。

小林昭博宗教主任

学長の式辞

岩野英知学長


岩野学長は式辞の中で、「『学び続けること』、『人を愛する、これは他人、自分自身も受け入れること』そして、『然りと否』。皆さんそれぞれの人生で、多くの挑戦に果敢に取り組んで、成功と失敗を重ねながら、豊かな人生を歩んでいただきたいと切に願っています。本日、ご出席いただきました、保護者の皆様、ご家族はじめ関係の皆様におかれましては、本日のご卒業を心よりお慶び申し上げます。本学の教育活動に対し、深いご理解をお寄せいただくと共に、長きにわたり、お子様を支えてくださったことに、教職員一同、心より厚くお礼申し上げます。」「また、この酪農学園大学にいつでも帰ってきてください。教職員一同、どんな時も皆さんを心から歓迎いたします。最後に、皆さんの人生がそれぞれにとって充実したものとなることを願い、学長の式辞といたします。本日は、ご卒業、誠におめでとうございます。」とはなむけの言葉を述べました。
※全文はこちらから⇒https://www.rakuno.ac.jp/archives/32152.html

証詞 
卒業生代表

循環農学類 谷川 未菜 さん(家畜繁殖学研究室・兵庫県立農業高校出身)

卒業生代表 谷川未菜さん

谷川さんは「私たちの学年の多くの人は、大学の入学式は中止となり、授業はオンラインで行われ、実習は少人数で実施され、この先どうなっていくのか不安だらけの毎日を送っていました。2年次では、少しずつ対面授業が増え、大学に通学する楽しさ、学食で友達と食べるご飯のおいしさ、全てのことが新鮮だったことを覚ええています。3年次になり、私は希望していた家畜繁殖学研究室に入り、肉牛農場で黒毛和種と日本短角種の飼養管理を行い、4年次で行った卒業論文では、黒毛和種子牛の哺乳期間の短縮について研究をしました。大学農場で行う繁殖管理は教科書に書いてあるようなことはあまり起こらず、知識があっても技術がなければ問題は解決できませんでした。本当の意味で勉強するということの難しさを痛感した日々でしたが、同時に勉強することの楽しさや、今までわからなかったことが分かるようになる喜びを感じることができました。」と学生生活を振り返りました。「卒業後は本学の大学院修士課程に進学し、黒毛和種子牛の哺乳期間の短縮について研究を深め、生産現場で利用されるような実用的な技術の確立を目指していきます」と今後の目標を掲げ、最後に、ご家族や友人、堂地先生をはじめとする教員、職員の方々へ感謝の意を述べました。

 

理事長のあいさつ

髙島英也理事長

髙島理事長はあいさつの結びに、「優秀」の意味を皆さんで考えたいと述べ、「真の優秀さとは何かです。『優秀』という字は、『優』しさに『秀』でると書きます。勉強が出来るからって、それ“だけ”で『優秀』と言えますか?言えませんよね。スポーツに抜群に優れているからと言って、それだけで『優秀』と言えますか?言えませんよね。本当に優秀な人とは、『優しさに秀でた』人です。『優秀さ』にゴールはありません。『優』しさに『秀』でるためには、岩野学長の式辞にあった通り、学び続けるしかありません。酪農学園大学で、“神を愛し、人を愛し、土を愛する三愛精神” を学んだ皆さんは、『優しさ』の何たるかを知っています。これから学び続ければ、皆さんは『優秀』になる素地を十分に持っているのです。一方で、世の中を見渡せば、戦争が勃発している地域では、目の前の不安を、我々のようには自分の力でどうすることもできません。大きな自然災害に見舞われた地域でも同様です。悲しみ苦しんでいる方々は、自分たちではどうしようもできないのです。どうか、そういう人たちへも深い心配りができる『優秀な人』になっていきましょう。どうぞこれから、社会に出て、益々『優秀』になって下さい。本日は、ご卒業、誠におめでとうございます。」とお祝いの言葉を述べました。


 








 

農食環境学群


循環農学類 第10回卒業生 217名
食と健康学類 第10回卒業生 142名
環境共生学類 第10回卒業生 107名

獣医学群


獣医学類 第8回卒業生 127名
獣医保健看護学類 第10回卒業生 64名

大学院 酪農学研究科


酪農学専攻修士課程 第51回修了生  4名
食品栄養科学専攻修士課程 第26回修了生 2名
食生産利用科学専攻博士課程 第29回修了生 2名

大学院 獣医学研究科


獣医学専攻博士課程 第50回修了生 3名
獣医保健看護学類専攻修士課程 第6回修了生 1名

【参考】

◆2023.03.16「2022年度学位記授与式を挙行」
    https://www.rakuno.ac.jp/archives/26653.html
◆2022.03.17「2021年度学位記授与式を挙行」
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/20759.html