「第34回北海道肉用牛共進会」において、母系群が優等賞1席を獲得
Date:2025.09.09
NEWS NO.51(2025年度)
「第34回北海道肉用牛共進会」において、本学園フィールド教育研究センター
肉畜生産ステーションの牛が母系群の部で優等賞1席を獲得
2025年8月30日(土)、十勝農協連家畜共進会場(音更町)で開催された「第34回北海道肉用牛共進会」において、本学園フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛施設 が出品した黒毛和種が、母系群の部で 優等賞1席(1位) を獲得しました。
本共進会には全道の黒毛和種農家から7部門に合計150頭が出品され、本学からは5部門に計5頭を出品。その中で、第2部母系群(母娘)に出品した 母「かすみ3」(りゅう23-美国桜-美津照重) と 娘「ののか6」(北美津久) が、見事1位に輝きました。
受賞牛の血統と背景
母「かすみ3」の母「りゅう23」は、種雄牛「夢勝重26」を生産。さらに祖母「ゆう21」は、2021年の北海道肉用牛共進会で経産牛48カ月未満の部において優等賞1席を受賞し、その雄産子も枝肉共励会で名誉賞を獲得しています。「ゆう21」は当施設の第一世代の雌牛で、これまでに39頭を生産。その血統は現在、当施設の牛群の約4分の1を占め、現在も16歳で14産目を妊娠中です。今回の受賞は、この「ゆう21」につながる基幹牛群を整備してきた長年の取り組みの成果の一つといえます。
その他の出品成果
〇第7部(未経産牛17~20カ月)・・・「ひすい6」(あおい1-北美津久-若百合)が 優等賞5席 を獲得。
〇繁殖牛群(3頭一群、石狩チームとして出品)
本施設から2頭を含む出品群が 1等賞1席 を受賞
・「みゆう3」(勝早桜-安福久-平茂勝、母:ゆう21)
・「いちか2」(梅栄福-金忠平-平茂晴、母:いちご23)
特に「ののか6」や「ひすい6」は、現在、北海道で最も上場頭数の多い種雄牛「北美津久」(ジェネティクス北海道)の産子であり、今後の繁殖牛としても大きな期待が寄せられています。
今回の素晴らしい成果は、日頃からの学生と教職員による地道な飼養管理の努力によるものです。特に、共進会をひとつの目標として活動してきた学生と職員による調教と栄養管理の積み重ねが大きな力となりました。今後も牛群整備を進めるとともに、市場性の高い子牛・肥育牛の生産を通じて、引き続き共進会での上位入賞を目指してまいります。
【関連】
◆2022.06.24「令和4年度江別黒毛和種共励会で 未経産牛部、経産牛部ともに最高位賞を受賞」
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◆2021.07.19「令和3年度石狩和牛振興協議会 第1回和牛研修会で未経産および経産の部で最高位賞を受賞」
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◆2021.03.08フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛農場の基本登録結果について
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◆2019.04.25 石狩和牛振興協議会第12回通常総会で 「ゆり29」が最高販売額賞を受賞
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◆2018.10.11 本学肉牛農場の牛が農場開設以来の最高額で落札
https://www.rakuno.ac.jp/archives/5032.html
【参考】関連リンク
◇フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション
https://www.rakuno.ac.jp/outline/farm.htm