北海道農業共済組合連合会等と包括連携協定を締結

Date:2019.02.25

NEWS NO.105(2018年度)

北海道農業共済組合連合会等と包括連携協定を締結

 

本学と北海道農業共済組合連合会及び道内5つすべての農業共済組合は、優れた産業動物獣医師の育成・確保を目指して、包括連携協定を締結しました。

2月22日(金)に札幌市内の北農ビルにおいて調印式が行われ、本学の竹花一成学長と北海道農業共済組合連合会 岡田恒博会長理事(十勝農業共済組合 組合長理事)、みなみ北海道農業共済組合 伊藤榮一組合長理事、北海道中央農業共済組合 三好孝行組合長理事、北海道ひがし農業共済組合 千葉一好組合長理事及びオホーツク農業共済組合 越智孝組合長理事が協定書に署名しました。 その後、代表者の挨拶として、本学竹花学長及び農業共済組合を代表して岡田会長理事からそれぞれ挨拶がありました。

酪農学園大学 竹花一成 学長 「今回の協定は産業動物獣医療に焦点を当てたものです。本学獣医学類は現場で酪農家に寄り添う獣医師を輩出しており、全国各地で活躍しております。近年、問題となっている産業動物獣医師の不足は、獣医師の職域偏在と地域偏在と表現されています。道内農業共済5組合と協力関係を築くことにより、職域・格差偏在の問題を打開すべく協定締結に至りました。この協定締結を契機に、さらなる産業動物医療の質保証を目指したいです」と述べました。

北海道農業共済組合連合会 岡田恒博 会長理事 「包括連携協定の締結により、産業動物獣医師の育成と優秀な人材の確保につながり、今後の北海道内の酪農・畜産と獣医療の発展に貢献できると期待しております。酪農学園大学では獣医療のみならず、酪農・畜産にわたる研究が行われています。NOSAI団体が行う研修会には大学から講師を派遣していただき、診療技術の向上にご協力いただきたいと思います。また、大学との連携による感染症対策や新薬開発なども実践・普及していきたいと考えています」と述べました。

今回の協定によって、すでに一部で行われていた農業共済組合との交流を北海道全体へ拡大するとともに、更なる連携強化を推進していきます。

左から伊藤氏、三好氏、竹花学長、岡田氏、千葉氏、越智氏