2018年度学位記授与式を挙行

Date:2019.03.20

NEWS NO.112(2018年度)

2018年度学位記授与式を挙行

酪農学園大学・大学院の2018年度学位記授与式が3月20日(水)、本学体育館にて行われ、保護者や教職員が見守る中、739名が学び舎を巣立ちました。 式は、小林昭博宗教主任の司式のもとキリスト教の礼拝形式で行われ、オルガンの前奏、招きの言葉のあと、讃美歌(520番)を合唱、聖書(マタイによる福音書4章1~11節)朗読、祈祷が捧げられました。そのあと、竹花一成学長より学群学類・大学院の総代に学位記が授与されました。  

学長の式辞

竹花 一成 学長

式辞の中で「『奴雁の目』という言葉があります。これは福沢諭吉が提唱したものです。雁は鳥の名前です。他のすべての雁が餌を食べようと夢中になって下を向いている中、一羽の雁だけが上空に目を凝らして敵が襲ってこないかどうかを見張っている。この見張りをしている雁のことを奴雁といいます。集団とは別の視点で物事を見る事を『奴雁の目』といいます。人々が一つの方向を向いている時こそ違う方向を向いて考える事がリーダーとして大切だということです。戦略がないままにはじめの一歩を踏み出すことは大変危険です。戦略を立てることに時間を使う人こそ、成功する人です。それが『奴雁の目』です。この言葉を忘れずに一羽の雁となって羽ばたいて世に出ていって下さい。一つ一つの行動には必ず意味があり、それを常に考え生活して下さい。」と言葉を贈りました。  

卒業生代表の証詞

獣医保健看護学類 山本理絵(比較動物薬理研究室・北澤多喜雄教授)

卒業生代表
山本 理絵 さん

    証詞の中で「月日が経つのは早いもので、4 年前に不安と期待を募らせ臨んだ入学式が昨日のことのように思い出されます。今振り返ると、苦しい中でも楽しく自由にこれまで過ごせたのは、良き友達に恵まれていたからだと思います。私たちの代で、獣医保健看護学類は 5 期生の卒業になります。同期の卒業生の中には、小動物病院から、検査会社、ペットフード会社等、多岐にわたる方面へ進んでいきます。どの仕事に進んでも、困難なことは多いと思いますが、これから続く後輩たちの進む道を広げていくためにも、これまでの先輩方の様に、ここで得た知識や経験をそれぞれの道で発揮していきたいと思っています。」と決意を述べました。  

理事長のあいさつ

谷山 弘行 理事長

      あいさつの中で「『想像と希望』という言葉を贈ります。『健土健民』思想が描く理想の世界を想像し、それを実現するための希望を持たなくてはなりません。そうすることで、自分の能力を磨く意欲が湧き、実現に向けての強い意志を得ることができます。そして、『想像と希望』は連帯を産みます。建学の精神『三愛精神』は、『宇宙の摂理を探求し、理解に努めること、隣人を認め共に生きること、そして人類存続の礎である大地の役割を科学し、これを尊ぶこと』を教えてくれます。自らの力を信じ、輝く未来を切り開いてください。」と期待を込めました。          
循環農学類 第5回卒業生 241名
食と健康学類 第5回卒業生 164名
環境共生学類 第5回卒業生 127名

獣医学群


獣医学類 第3回卒業生 127名
獣医保健看護学類 第5回卒業生 51名

獣医学部


獣医学科 第18回卒業生 2名

大学院 酪農学研究科


酪農学専攻修士課程 第45回修了生  15名
フードシステム専攻修士課程 第21回修了生 2名
食品栄養科学専攻修士課程 第19回修了生 3名
食生産利用科学専攻博士課程 第24回修了生 1名
食の安全・安心基盤学コース 第11回修了生 3名

獣医学研究科


獣医学専攻博士課程 第40回修了生 3名