酪農学園の雌子牛が最高価格で落札!

Date:2019.12.13

 NEWS NO.80(2019年度) 酪農学園の雌子牛が最高価格で落札!

12月4日のホクレン南北海道家畜市場に上場した本学園フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛農場(元野幌農場)の雌子牛「みつき31」が1,656,600円(税込)でセリ落とされました。 この価格は、12月の黒毛和種子牛の最高価格であり、肉牛農場として初めてのトップセールとなりました。 なお、同市場における12月の雌子牛の平均価格は690,527円(税込)でした。また、当日、当農場からこの他に3頭の子牛を上場し、その内去勢牛1頭は1,024,100円(税込)の高価格で落札されました。 「みつき31」の血統は一代祖:安福久、二代祖:百合茂、三代祖:安平で母が「しおり21」です。セリ時の日齢が280日、体重286㎏でした。 一代祖(父)が安福久であり、繁殖素牛として血統的な期待が大きいことと、発育良好で資質に優れていたことが高評価に繋がったと考えています。 また、安福久の雌産子の上場頭数が少なく、当日も当農場の子牛が1頭であったことも高価格につながったと思います。 「みつき31」の母牛「しおり21」は当農場で受精卵移植によって生まれ、合計11頭の子牛が生まれています。 現在、当農場に「しおり21」の後継牛は3頭(2頭は「みつき31」の全姉妹)おり、そのうちの1頭の「えりこ24」は育成牛時に全道共進会に出場し上位入賞し、良好な産子成績を上げて今年高等登録審査に合格し85.1点の高得点を獲得しています。 また、「しおり21」の雄子牛はいずれも好価格で販売しており、当農場の大切な基幹牛として大活躍をした牛でした。 今回、肉牛農場として、予想もしなかった初めてのトップセールでしたが、関係機関の皆様のご協力をいただきながら、日々の飼養管理に努めている学生・教職員の地道な努力の成果である考えております。 今後も、長年多くの卒業生から引き継がれてきた飼養管理技術を守りながら、学生・教職員が協力して夢のある牛づくりに努めていきたいと考えています。