獣医4年の大崎澪さんW受賞 「古典の日朗読コンテスト」文部科学大臣賞と「ミス日本酒北海道」TSUBAKI賞

Date:2019.12.24

NEWS NO.90(2019年度)

獣医4年の大崎澪さんW受賞 

「古典の日の朗読コンテスト」文部科学大臣賞と「ミス日本酒北海道」TSUBAKI賞

「古典の日朗読コンテスト」文部科学大臣賞受賞
12月1日に京都府立京都学・歴彩館で行われた「第11回古典の日朗読コンテスト」において、獣医学類4年の大崎澪さん(放射線生物学ユニット遠藤大二教授)が『伊曾保物語』を朗読し文部科学大臣賞(審査員特別賞)を受賞しました。 応募総数419作品(中学生部門115作品、高校生部門94作品、一般部門210作品)の中から最終審査には中学生4名、高校生3名、一般9名が残り、竹取物語、堤中納言物語、徒然草、伊曾保物語の中から作品を選び、朗読を披露しました。 ■古典の日推進委員会公式サイト

賞状

自作の台本

         

ミス日本酒2020北海道大会」TSUBAKI賞(審査員特別賞)受賞
また、大崎さんは12月8日に、プレミアホテル-TSUBAKI-札幌(豊平区)にて行われた「ミス日本酒2020北海道大会」において、TSUBAKI賞(審査員特別賞)を受賞しました。 Miss SAKE北海道大会2020公式サイト
獣医学類4年放射線生物学ユニット所属 大崎 澪さん(札幌光星高校出身) 演技することが好きで10歳の頃から役者を目指していましたが、親の反対で断念しました。両親は医者で、学校の成績が良いと喜んでくれるので、私もそれを生きがいにしてきました。ところが、大学4年生の時に急に周りの学友たちに劣等感を覚え、学業に行き詰まってしまいました。2年前に休学したことをきっかけに自分を解放しようと、1年間の期限付きで親元を離れ上京し、「青二塾」に通いました。元々日本舞踊が好きだったので、そこから古典に興味を持ち自ら能の師を求めてのめり込みました。 それで、今回古典の日の朗読に応募してみようとチャレンジした結果、栄誉ある賞をいただき自信につながりました。 ミス日本酒の特技審査にも能の謡と歌舞伎の「外郎売」を披露しました。また、日本酒アンバサダーは海外に行って日本酒の魅力を紹介する役割があるので、英語や韓国語、中国語でスピーチしました。発音が良いと評価されたこともうれしかったです。 将来の道を迷い、悩んだ事でこれまでを振り返ることができました。獣医師を目指して4年間学んできたこともそうですが、動物実験で犠牲にした命の尊さの責任があるということを感じ、獣医師になる使命を忘れてはいけないと思いました。私は少しでも、休学など艱難の中にある人を励ませたらいいなと思い、このように自己発信をしようと思いました。獣医学に励むのが第一の目標ですが、これからも古典の文学と芸能の知識を深めたいと思います。