NEWS NO.109(2025年度)
本学とCOOPさっぽろが第2弾のコラボ
「じゅわっとジンから丼」を販売しました

本学の食と健康学類管理栄養士コース・給食栄養管理研究室（小林道教授）では、生活協同組合コープさっぽろ（以下、コープさっぽろ）様と、連携事業を行っております。
その一環として、2025年5月には給食栄養管理研究室の学生が考案した「まるでお肉みたい？2種のキノコザンギ」など5つの惣菜商品をコープさっぽろ札幌地区5店舗で販売しました。今回は、その第2弾として同研究室の3年生7名がジンギスカンをアレンジした弁当「じゅわっとジンから丼」を考案しました。

学生たちは今年7月から「石狩」のご当地食材をテーマにメニューを考案し、「ちゃんちゃん焼き」にちなんだサケを使ったメニューやジンギスカンを使用したメニューなど4案をコープさっぽろへ提案した結果、今回の「ジンから丼」が選ばれました。商品を決定するにあたり、味付きマトン（130グラム）に片栗粉をまぶしてサクサクに揚げる調理のしやすさも選ばれた要因です。残さず食べられるように工夫したジンギスカンのタレをしみこませたご飯（150グラム）とキャベツの千切りをジンギスカンから揚げ『ジンから』の下に敷いています。また、『ジンから』だけだと見栄えが茶色になってしまうので、赤と緑のパプリカレモンあえを添え、見栄えにも配慮しています。また、メニュー考案の際には、学生たちで栄養価や製造原価の計算も行いました。鉄分が多く含まれているマトンは、しっかり食べたい男性だけでなく、女性にもおすすめできるメニューとなりました。
2025年12月13日（土）コープさっぽろのっぽろ店で1日限り100食を販売しました。当日は、学生7名が本学オリジナル牛柄エプロンを身につけ店頭に立ち販売しました。販売にあたり商品名の「じゅわっとジンから丼」は学生全員で考え、お肉が美味しそうな『じゅわっと』という言葉に親しみやすさも込められています。また、販売促進のためにポップを考え、生成AIを使いキャラクターを作成しました。

■参加学生からのコメント■
和美　帆香さん （北海道苫小牧南高校出身）のコメント
今回、大学とコープのコラボ弁当は、「自分たちが学んでいることが実際の商品として形になる」という点がとても印象的でした。マーケティングの4Pなどを考え、コストなど企業目線で考える難しさを知ることができ良い経験となりました。
※マーケティングの4P
【Product（製品・サービス）、Price（価格）、Place（流通・提供方法）、Promotion（販促活動）】

市村　昂史朗さん（北海道札幌手稲高校出身）のコメント
今回の活動を通して、商品開発には人件費や食材費といったコスト管理能力や、アイディアを生み出すための料理に関する知識が必要であり、開発において自分に足りない部分を明確にすることができ、それらを学ぶ貴重な機会にもなりました。
店頭販売を行った際、お客様が私たちの研究室で開発した商品を手に取り、購入してくださる姿を目にしたときには、嬉しさとともに、大きな達成感を得ることができました。

畑中　叶羽さん（北星学園女子高等学校出身）のコメント
酪農学園大学のエプロンをきっかけにお弁当コーナーへ足を運んでくださった方や、新聞記事を見て来店してくださったお客様もおり、地域の方に関心を持っていただけたことを実感し、とても嬉しく感じました。商品提案や栄養計算だけでなく、広報や販促まで関わったことで、食品がどのようにしてお客様の手に届くのかを学び、生活者の立場に立って、より手に取りやすい工夫を考えた経験は大きな学びとなりました。今回の活動を通して、正しい知識を伝えるだけでなく、相手の気持ちに寄り添いながら行動できる管理栄養士を目指していきたいと改めて感じました。

■食と健康学類管理栄養士コース・給食栄養管理研究室のみなさん■
辻　優花さん　　（酪農学園大学附属とわの森三愛高校出身）
畑中　叶羽さん　（北星学園女子高校出身）
和美　帆香さん　（北海道苫小牧南高校出身）
市村　昂史朗さん　（北海道札幌手稲高校出身）
小野田　愛花さん　（北海道大麻高校出身）
寺井　菜々美さん　（市立札幌清田高校出身）
長谷川　竣平さん　（北海道千歳高校出身）

【関連】
◆［プレスリリース］本学とCOOPさっぽろが「じゅわっとジンから丼」を販売
　https://www.rakuno.ac.jp/41933.html
◆［プレスリリース］本学とCOOPさっぽろが5つの惣菜商品を販売
　https://www.rakuno.ac.jp/37666.html
◆本学とCOOPさっぽろが5つの惣菜商品をコラボ　中食から食習慣を考えよう
　https://www.rakuno.ac.jp/37645.html