NEWS NO.17(2020年度)
本学ワインサークル“ROWP”が今年度のブドウの収穫を実施
収穫の秋を迎え、酪農学園大学ワインサークル“ROWP”がブドウの収穫を進めています。今年も3か所で様々な品種のブドウの収穫を行いました。
キャンベル・アーリとヒムロッドの収穫
9月22日(火)に学内酪農生産ステーション横に植栽されているキャンベル・アーリとヒムロッドの果実を収穫しました。好天に恵まれて、作業は順調に進みました。残念ながらヒムロッドは、収穫前に誰かが採取して持ち去ってしまったようで、ほとんど収穫量はありませんでした。来年度は持ち去らないように更に看板を設置するかネットを厳重にするなど対応を検討します。
一方、ワインの原料の一部となるキャンベル・アーリは37kgを収穫しました。昨年の79kgに遠く及びませんでしたが、コロナ禍で思うように活動ができない中で一定の収穫があったことに一同安堵しました。日々のメンバーの努力が報われた一日となりました。
午後になってから、本学の包括連携協定先であり、例年ワインの委託醸造をお願いしている小樽市の北海道ワイン株式会社へ収穫したキャンベルを運び込みました。ブドウを搬入した後に本学卒業生であり、営農部の小林千洋さんにいろいろ質問する時間を頂くことができました。日常的にブドウの世話をして向き合っているからこそ、質問がなかなか尽きることがありませんでした。
ROWPのOBであり、現在は北海道ワインに就職している卒業生2人も頑張っていると小林さんから近況を聞くことができました。運び入れたブドウがどのようなワインになるのか期待が膨らみます。
まずは防鳥ネットを外します
ネットを丁寧に畳みます
枝の下部に結実しています
並んでもくもくと収穫します
キャンベル・アーリ
ヒムロッド
糖度を計測結果は、キャンベル14%、ヒムロッド18%
収穫お疲れ様でした!
北海道ワインへ持参してブドウを計量
本学OB小林千洋さんからレクチャー
小林さんに質問タイム
無事に搬入終了。お疲れ様でした!
ピノ・ノワールの収穫
10月12日(火)に学内作物生産ステーション圃場No.30のピノ・ノワールの収穫を行いました。収穫量は4.9kgと多くはありませんが、糖度は19%とキャンベルやヒムロッドよりも高い数値となりました。昨年に作物生産ステーション温室前から現在の圃場に場所を移転して植え替えましたので、昨年の7.1kgから大きく収量が減ってしまい、生長に不安な面もありましたが、何とか無事に収穫することができました。ピノ・ノワールの隣には赤ワイン用のブドウ品種の「ロンド」も植栽されています。本学のワインはロゼのみですが、いずれは赤いワインもできるようになればと夢が広がります。
防鳥ネットを外します
ブドウに傷をつけないよう丁寧にネットを外します
奥に見えるレンガの建物は旧精農寮
ピノ・ノワール
ピノ・ノワール
1年生へ収穫方法をレクチャー
西村代表の慣れた手さばき
真剣に慎重に収穫します
ピノ収穫に集まったROWPメンバー
ROWP幹部のメンバー(一部KONDOヴィンヤード出張中)
ソーヴィニヨン・ブランの収穫
10月17日(土)と18日(日)に、砂川市の「東豊沼高橋農場 ROWP豊沼ヴィンヤード」を訪れてソーヴィニヨン・ブランの収穫を行いました。農場代表の高橋祥二さんは本学酪農学科の卒業生であり、栽培管理に関して日頃からご指導いただいています。また、今年8月から砂川市地域おこし協力隊に加わった新保里佳さんは本学の食と健康学類の卒業生であり、本学のワインプロジェクトがスタートするきっかけを作ってくれた方です。卒業生と学生へのつながりを感じることができました。収量は約3トンということで昨年の1.8トンを大きく上回る収穫量となりました。ブドウは10Rワイナリーでワインへ醸造されます。
本学OBの新保里佳さんと高橋祥二さん
ソーヴィニヨン・ブラン
作業スタートです!
元気に頑張っています!
山口昭弘教授自ら収穫作業を行います
ハサミの裏側のピンセットで傷んだ実を取り除きます
最後にブドウを前に記念撮影(2日目)
2日目の収穫成果
【参考】関連記事
◆ワインサークル“ROWP”
https://www.rakuno.ac.jp/archives/club/1876.html
◆2020.10.19 【北海道新聞】<空知を耕す>ワイン用ブドウ農家 奮闘中(本学卒業生 高橋祥二さん、新保里佳さん)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/11711.html
◆2019.12.02 酪農学園大学ワイン2019完成報告会を開催
https://www.rakuno.ac.jp/archives/7046.html
◆2020.06.22 酪農学園大学ワイン2019完売について【御礼】
https://www.rakuno.ac.jp/archives/5117.html