本学獣医学研究科博士課程修了の橋本茉由子さんが第164回日本獣医学会実験動物医学会の前島賞を受賞

Date:2021.10.05

NEWS NO.32(2021年度) 本学獣医学研究科博士課程修了の橋本茉由子さんが第164回日本獣医学会実験動物医学会の前島賞を受賞

本学大学院獣医学研究科獣医学専攻博士課程を2021年9月に修了した橋本茉由子さん(指導教員 北村浩教授)が、第164回日本獣医学会実験動物医学会の前島賞を受賞しました。  

獣医学研究科博士課程の学位記授与式後の橋本茉由子さん(右)と北村浩教授

橋本さんは、今年の9月7日から13日まで本学を会場として開催された第164回日本獣医学会において、「マクロファージのユビキチン特異的プロテアーゼ2が凍結精子の機能に与える影響」と題して発表を行い、日本実験動物医学会(会長 佐々木宣哉教授(北里大学獣医学部))は、実験動物医学の向上に貢献する優秀な論文発表だったとして第18回(2021-2022年度)前島賞を授与しました。 橋本さんはこの9月に本学大学院を修了し、現在は大阪大谷大学薬学部に赴任しています。受賞にあたってコメントを寄せていただきましたのでご紹介します。

橋本茉由子さんのコメント

凍結精子は男性不妊や、家畜の品種改良、あるいは実験動物の資源の整備など、医学領域や獣医学領域、実験動物学領域で広く使用されています。高い効率で人工授精を行うためには品質の良い凍結精子を得る必要がありますが、私の発表はマクロファージという免疫細胞のUSP2という分子が凍結精子の機能維持に必要であることを明らかにしたものです。 前島賞という輝かしい賞を頂戴し光栄に思うとともに、身が引き締まる思いです。ひとえに北村教授をはじめとし、本研究を遂行・発表するにあたり、ご指導をくださった皆様の支えのお陰です。有難うございました。 これからも、獣医師として社会に貢献できるような研究を行い、発信していけるよう邁進してまいります。  

北村浩教授(指導教員)からのコメント

実験動物医学会で年で一人しか受賞できない栄えある前島賞を橋本さんが受賞されたことを誇りに思います。昼夜分かたぬ地道な努力をされた成果だと思います。橋本さんは受賞後、新天地に旅立たれましたが、更なるご成功を祈っております。
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