NEWS NO.30(2024年度)

「ファージ研究会・日本ファージセラピー研究会2024年度合同研究集会」および「ファージ若手会」で本学から３名が受賞

「ファージ研究会・日本ファージセラピー研究会2024年度合同研究集会（９月20日-21日開催：埼玉大学）および「第２回ファージ若手会」（９月19日-９月20日開催：早稲田大学本庄セミナーハウス）において、本学獣医学類獣医生化学ユニットから３名が受賞しました。今回、日本ファージ研究会と日本ファージセラピー研究会は初めて合同集会を開催し、154名（一般94名・学生60名）が参加する日本のファージ研究者が一堂に介した研究集会となりました。

＜受賞者＞
◆遠山　茉奈さん（6年）：第２回ファージ若手会 優秀発表賞（口頭発表の部）
◆松木　隼人さん（6年）：日本ファージ研究会・日本ファージセラピー研究会2024年度合同集会 優秀発表賞（ポスター発表の部）
◆藤木　純平講師：日本ファージ研究会・日本ファージセラピー研究会2024年度合同集会 優秀発表賞（一般口頭発表の部）

左から岩野英知教授、藤木純平講師、遠山茉奈さん、松木隼人さん

受賞の結果を受けて岩野英知教授は、「演題内容も非常に多岐に渡り、そのクオリティやレベルもとても高かった中で獣医生化学教室から３名の受賞となりました。長年に渡るファージセラピー研究の積み重ねとその成果（重要性・将来的な貢献性など）が高く評価された結果だと受け止めています」と話しました。

第2回ファージ若手会
優秀発表賞（口頭発表の部）　　　

【演題】犬猫の大腸菌性膀胱炎に対する戦略的なファージカクテル剤の検討

　遠山　茉奈さん（6年）　
　受賞コメント「これを励みにこれからも成長できるよう、がんばります」　　

　　　　　　　　　　　　　　　　

日本ファージ研究会・日本ファージセラピー研究会2024年度合同集会
優秀発表賞（ポスター発表の部）

【演題】共培養によるファージ育種法によって得られた進化ファージの特徴

　松木　隼人さん（6年）
　受賞コメント　「ファジーセラピーの研究者が集まる学会で受賞したことがとてもうれしいです。これからも益々研究に励みたいと思います」

日本ファージ研究会・日本ファージセラピー研究会2024年度合同集会
優秀発表賞（一般口頭発表の部）

【演題】腸内細菌叢の精密編集を介した肝臓病に対するファージ療法

藤木　純平 講師
　受賞コメント「ファージと病原細菌の基礎的な深い理解から、人や動物の命を救うことが出来るファージ製剤のデザインを目指し、革新的な治療法の創出に向けて今後も日々の研究や臨床試験に挑戦していきます」

【参考】
◇2022.03.18本学大学院生の中村暢宏さんが 「日本ファージセラピー研究会 第1回研究集会」で最優秀賞を受賞
　https://www.rakuno.ac.jp/20710.html
◇2019.12.17「本学 獣医学研究科 1年 中村暢宏さんが令和2年度日本学術振興会 特別研究員（DC1）に採用内定」
　https://www.rakuno.ac.jp/7429.html
◇2019.08.30本学 獣医学研究科1年中村暢宏さんが第13回細菌学若手コロッセウムで微生態特別賞を受賞
　https://www.rakuno.ac.jp/3102.html
◇日本ファージセラピー研究会 第1回研究集会
　https://sites.google.com/view/1st-annual-meeting-of-jspt/

【教員・研究室一覧】
◆岩野　英知教授（獣医生化学ユニット）
https://www.rakuno.ac.jp/teacher/9417.html
◆藤木　純平講師（獣医生化学ユニット）
https://www.rakuno.ac.jp/teacher/9461.html