酪農学園大学 農環境情報学類の教育・研究活動紹介―ドローン活用勉強会の開催―

Date:2025.09.22

NEWS No.55(2025年度)

酪農学園大学 農環境情報学類の教育・研究活動紹介
―ドローン活用勉強会の開催―

農環境情報学類(2026年4月開設)に所属予定の毛利泰大 講師(統計学研究室)と吉村暢彦 講師(実践GIS研究室)と農環境情報サービスセンターの小野貴司研究員らは、江別市近郊の学外団体向けにドローン活用の勉強会を開催しています。

勉強会の様子

6月に行われた勉強会では、『ドローンを用いたほ場計測マニュアル(不陸(凹凸)編改訂版)+応用事例編』(農研機構農業環境変動研究センター刊)を用いて行われました。ドローンで撮影した画像から不陸計測を行い、専用のソフトを用いて地表高データを作成します。そして、GIS(地理情報システム)をデータを解析し、不陸量に応じた色分けを行った図を作成し、可視化できるようにして完成です。

不陸マップ(ほ場内の平均校との差を可視化)


ほ場ごとに平均の標高を求め、平均の標高よりも2cm~10cm高い場合は暖色である赤色に近くなり、平均標高よりも1cm~5cm低い場合は寒色の青色に近い色が表示となります。ほ場が平らか傾斜があるか均平を測定することはとても難しく負担が大きいですが、ドローンを活用することにより効率化、つまりは経営に貢献することが可能となります。

スマート農業を推進するうえで、ドローンを活用することは、作業の効率化や省力化のみならず、作物の品質向上にも寄与します。専門知識の習得や活用方法を実践的にサポートすることにより、導入のハードルを下げる効果も期待されます。


本学ホームページでは、今後も新学類「農環境情報学類」の教育・研究活動を紹介していきます。


【関連】

◆小川健太 准教授(環境空間情報学研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9392.html

◆毛利泰大 講師(統計学研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9343.html

◆吉村暢彦 講師(実践GIS研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/26948.html

◆酪農学園大学 農環境情報学類 特設サイト
https://shingakunet.com/school/SC000559/rakuno/special/

◆酪農学園大学YouTubeチャンネル「農環境情報学類」Movieプレイリスト
https://www.youtube.com/watch?v=96_fBG3bp9A&list=PLTeyee6_6Hhwgz3tSCknZ-idSyHkESVNU

◆酪農学園大学 受験生サイト(入学試験要項等)
https://nyushi.rakuno.ac.jp/guidance/guidance-webentry.html