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食と健康で人を笑顔にしたい
食と健康で人を笑顔にしたい
農食環境学群 食と健康学類 管理栄養士コース 3年 和美 帆香さん

食と健康学類は、食の生産、加工・製造、流通ならびに健康など、食のシステムに関して幅広く学問を教授する。将来のキャリアを見据え、地域や企業の問題解決を実践する実験・演習を行うことで多様な専門分野の知識を(統合することを)習得し、幅広い視野を持った人材の育成に取り組んでいる。食と健康学類管理栄養士コース3年・和美 帆香(わみ ほのか)さん(20歳)に、入学したきっかけや目標などについて聞いてみた。
私は、管理栄養士国家試験合格を目指す専門コースに所属しています。管理栄養士の仕事はかなり守備範囲が広くて、病院や保育園、委託会社、また、国家資格を取ってから別の資格も必要になりますが、アスリートの栄養や健康を管理する公認スポーツ栄養士という仕事もあります。ほかにも、最近では薬局や歯科医院で採用しているところもあります。歯科医院の場合は、たとえば高齢者の口腔内の環境や健康のための栄養・食事の指導を行ったりします。 管理栄養士コースでは、その全部に対応できるよう、スポーツ栄養学や高齢者のための流動食についてなど、非常に幅広く勉強します。高齢者の食事の場合、どのくらいの大きさの食物を嚥下できることができるか、どの程度の大きさ以上だと危険かといったことも学びます。また、実習では、実際に自分で流動食を呑み込み体験することもします。 このコースを選択したきっかけは、中学生の後半頃から、高校を卒業したら公務員になって市役所などで働くことを考えていたのですが、まず自分自身「食べる」ことが好きで興味があったことに加えて、大学でもう少し学びたいという気持ちが強くなりました。市町村の保健センターでも管理栄養士は働いているため、公務員になることもでき、また、食品企業で商品企画の開発を監修するといった仕事につけるのことも魅力に感じました。
管理栄養士のコースは他の道内大学にもありますが、その中から酪農学園大学を選んだ理由は、食品企業の開発などの仕事に携わりたいという考えがあったことも1つです。酪農学園大学では1年生のときに「健土健民入門実習」という実習があり、キャンパス内の附属農場や関連施設で、実際に牛を育てている環境を見学したり搾乳を体験したりします。また、1・2年生のときには基礎ゼミといって、農園で野菜を育て収穫するなどの農作業を体験することで畜産と農業の基礎を理解することができ、食の大切さを知ることができます。

今年は3年生のカリキュラムとして、食品の加工実習が始まるため、一緒に調合するスパイスなどを考えてソーセージを作るといった難しい実習が始まります。最近の講義では、タマネギやゴボウといった野菜に含まれる成分、たとえばオリゴ糖の量を測定するとか、消化酵素の働きを見る実験を行いましたが、これはどちらかといえば私の苦手な分野です(笑)。ほかにも、特定の食材を使った献立などを考える練習なども行っています。とにかく勉強する範囲・種類がとても広く、試験勉強も大変です。
国家資格を取ってから公認スポーツ管理栄養士に挑戦する道もありますが、正直まだ進路は迷っています。ただ、人と直接に関わる仕事に就きたいと考えています。管理栄養士の職業の幅についても、勉強の内容と一緒に教えていただくことが多く、将来の管理栄養士としての将来像が少しずつ決まってきているように感じています。
市町村や区域によって、保健所と保健センターの連携が大切になります。保健センターでは母子の栄養などについて直接相談を受けたり、指導できる機会があります。直接、栄養の摂り方で困っている方や相談に乗ってほしいと思っている方に指導することができる保健センターの仕事に現在は関心をもっています。
将来の夢は、自分自身の健康をまず考えるのが大切だと考えていて、「長生きしたい」ですね(笑)。管理栄養士としては、少し抽象的かもしれませんが、「人を笑顔にできる管理栄養士」が夢です。私自身も、この先、何があっても笑顔でいられるように努力したいと思っています。幅広い分野を学んで多くの知識を身につけ、管理栄養士としてはもちろんのこと、人生でかかわるであろう、友達や知人、家族、そして私自身に対しても、ちょっとしたアドバイスができるようになれればと思っています。
(月刊ISM2025年6月号掲載記事をもとに制作)
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