本学大学院生の引退競走馬のセカンドキャリアに関する研究論文が、国際学術誌 Animals のMost Viewed Articlesに選出されました
NEWS NO.25 (2026年度)
本学大学院生の引退競走馬のセカンドキャリアに関する研究論文が、国際学術誌Animals のMost Viewed Articlesに選出されました
本学大学院酪農学研究科酪農学専攻修士課程2年生の内藤美希さん(指導教員:天野教授)の研究論文が、 国際学術誌 Animalsに掲載され、同誌 の「Equids(ウマ部門)」において、2026年2〜4月の “Most Viewed Articles(最も閲覧された論文)” に選出されました。引退競走馬の再調教(リトレーニング)について科学的に分析した研究として、高い関心を集めています。


【引退競走馬の再調教の重要性を明らかに】
競走馬は一般的に5歳頃で現役を引退しますが、ウマの寿命は25歳~30歳と長く、引退後も乗用馬や競技馬として活躍する可能性があります。しかし、競走用に調教されたウマを新たな用途で活用するためには再調教が必要であり、その期間の飼育費用などから、十分な機会を得られず廃用につながるケースもあります。
本研究では、再調教には統計的に有意な効果があり、1年から3年と継続することで効果が高まることを明らかにしました。また、引退直後は馬の性別や個体能力によって成績差が見られる一方、再調教を重ねることでその差が小さくなることも示されました。
これらの結果から、引退直後の適性だけで判断するのではなく、時間をかけて継続的に再調教を行うことの重要性が科学的に示されました。また、本論文が “Most Viewed Articles” に選出されたことからも、引退競走馬のセカンドキャリア形成や動物福祉に対する国際的な関心の高さがうかがえます。
なお、内藤さん自身も引退競走馬を所有し、現在も再調教や競技会への出場に取り組んでいます。研究だけでなく、実際の馬との関わりを通して得られた知見が、本研究にも活かされています。


【関連】
◆研究論文掲載ページ
https://www.mdpi.com/2076-2615/16/4/562
◆指導教員:循環農学類 天野 朋子 教授(動物遺伝学研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/teacher/9289.html
https://researchmap.jp/read0065411
◆内藤さんの研究論文は、海外の競走馬関連メディアでも取り上げられています。
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