本学 環境共生学類4年 田村颯一さんが「第22回GISコミュニティフォーラム」マップギャラリーで3位入賞

Date:2025.06.12

NEWS NO.18(2025年度)
本学 環境共生学類4年 田村颯一さんが「第22回GISコミュニティフォーラム」マップギャラリーで3位入賞

2025年5月28日(水)から30日(金)に東京ミッドタウン六本木にて開催された第22GISコミュニティフォーラム(主催:ArcGISユーザー会)のマップギャラリーにおいて、本学環境共生学類実践GIS研究室4年の田村颯一さん(札幌新陽高等学校出身)が見事3位に入賞しました。

GISコミュニティフォーラムは、地理情報システム(GIS)の世界的標準ソフトであるArcGISのユーザーが全国から集まる年に開催され、最新の技術や事例等を共有するイベントです。その中で開催されるマップギャラリーは、見た目の美しさや内容を、GISユーザーの投票によって競う地図のコンテストです。

田村さんが作成した地図のテーマは、「スキー場圧雪 × RTK GPS 感覚的だった積雪深を可視化 !! 新米オペレータ田村颯一の挑戦」です。スマート農業等の基盤となる技術である高精度のGPSを用いて、感覚的に把握されていたスキー場の詳細な積雪深を可視化する試みをまとめたものです。

気候変動はスキー場運営にも大きな影響を与えています。積雪不足や高温による融雪は、スキー場にとって深刻な問題であり、圧雪作業では雪を残すための工夫も求められています。詳細な積雪深の情報は、気候変動下において持続可能で楽しめるスキー場づくりには不可欠です。しかしながら圧雪作業員の高齢化も進み、熟練の技術継承も喫緊の課題となっています。

田村さんは、さっぽろばんけいスキー場で圧雪作業を行う新米オペレータでもあり、自身が感じる現場の課題に、GISGPS技術を使って挑戦しています。今後も気候変動や高齢化等課題の中での持続可能なスキー場運営に貢献するために、卒業研究として取り組みを続けていきます。

酪農学園大学では、農業や環境分野での情報技術の活用を進めています。現在、設置構想中である農環境情報学類では、情報や技術の活用を通して、農業や環境分野の課題に取り組んでいきます。

環境共生学類4年 田村颯一さん(左)

田村さんの作品



【参考】
GISコミュニティフォーラム マップギャラリー 2025(マップ部門) 入賞作品紹介
https://www.esrij.com/news/details/184541/
◇環境共生学類 吉村暢彦講師(実践GIS研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/26948.html
◇環境共生学類
https://www.rakuno.ac.jp/department/symbiotic.html
◇農環境情報学類
https://shingakunet.com/school/SC000559/rakuno/special/