本学園田高広教授が北海道農業改良普及職員協議会より感謝状を贈呈されました
Date:2025.11.17
NEWS NO.84(2025年度)本学園田高広教授が北海道農業改良普及職員協議会より感謝状を贈呈されました
11月12日(水)、本学 農食環境学群 循環農学類の園田高広教授(農場生態学研究室)が、北海道の農業改良普及事業を担う人材育成に多大な貢献をしたとして、北海道農業改良普及職員協議会より感謝状が贈呈されました。
園田教授はこれまで、本学での教育・研究活動を通じて、延べ24名を北海道の農業改良普及職員として輩出してきました。今回は北海道における普及職員の安定的な人材確保に大きく寄与するものとして高く評価されました。
普及指導員は、農業改良助長法(農業改良等について定めた法律のこと)に基づく国家資格です。農業事業者と直接接し、農業技術の指導、経営相談、農業に関する情報提供などを行い、農業技術や経営を向上するための支援を専門としています。
園田 高広 教授(循環農学類)のコメント
この度は誠にありがとうございました。今回、感謝状を授与していただいたことを非常に光栄に思っております。以前、4年間ほど農業改良普及指導員として生産現場の支援を担当したことがありました。その時間は、これまで携わった仕事の中で最も充実していて楽しい時間でした。その農業改良普及指導員時代にお世話になった農家さん達とのお付き合いは、今も続いています。農業改良普及指導員は、自己実現を体験できる仕事であると考えています。農業の現場で動いたときに良い仕事ができると、周りのみんなが喜んでくれることが非常に励みになりました。その想いを学生たちに伝えて、彼らもそういう現場で活躍してもらいたいと考えていました。そして、気づいてみると、研究室から農業改良普及指導員になってくれた学生は20名を超え、道内外あわせると30名が農業職の公務員となっていました。このことをとても嬉しく思っています。この度は、これまでの私の教育研究の姿勢をご評価いただいたことに感謝申し上げます。本日はありがとうございました。

岩野 英知 学長
研究成果が実際の現場で活用され、多くの方々に喜んでいただけること、そして一人の教育・研究者としての取り組みが外部から高く評価され、感謝状という形で認められたことは、学生にとっても大変良いお手本であると、改めて実感いたしました。これまでも北海道農業改良普及職員協議会の皆様と園田先生は協働しながら現場に大きく貢献されてきたことと思いますが、今後も本学から現場で活躍する学生を送り出していきたいと考えております。引き続きご指導ご支援を賜れましたら幸いです。このたびは誠におめでとうございます。そして、ありがとうございました。
北海道農業改良普及職員協議会 植村 美徳 会長
私も酪農学園大学農業経済学科の卒業生です。今岡研究室に所属していましたが、この研究室からも普及員を輩出していました。その当時から酪農学園大学は普及の中でも重要な位置にいました。普及員の横の繋がりや先輩後輩の関係もとても大切です。酪農学園大学と言えば普及指導員という印象です。今後とも学生を送り出していただければと思います。
北海道農業改良普及職員協議会 齋藤 潔 首席普及指導員
酪農学園大学卒業生の3名と直接関わっており、非常に高いポテンシャルを持っています。人を確保することが難しい時代ですが、それぞれの得意分野でそれを持ち寄って、北海道の農業がどう高みを目指していくかということになります。人を育て北海道のために、大学と現場と、官と民間と協力していかなければならない状況です。その橋渡しをしていただいていることに感謝しております。より現場に寄り添って研究をしていただいているのは酪農学園大学だと思いますので、これからも園田先生を中心にご活躍いただけたらと思っております。



本学では、今後も引き続き実学教育を通じて、地域農業の発展に貢献する人材育成に取り組んでまいります。
【関連】
◆循環農学類 園田 高広 教授(農場生態学研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9300.html
◆循環農学類
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9300.html