| 取得学位 | 獣医学博士 |
|---|---|
| 研究室・ユニット名 | 動物と人の関係学 |
| 研究キーワード | 動物行動学 野生動物 動物園水族館 |
野生動物から伴侶動物までの生態と行動に関する基礎・応用研究
研究の概要・特徴
野生動物の研究では、イルカやトドといった海棲哺乳類の回遊生態と特徴的な行動に焦点を当て、それらの種の生態を明らかにしていく。また、アフリカの大型類人猿と人の感染症との関係について寄生虫からウイルスまでを紐解いていく。
飼育下野生動物の研究では、フィールド調査では明らかにすることが難しい認知研究などを通して、エンリッチメントを向上させるための基礎研究を行なっている。
伴侶動物の研究では、動物の臨床行動学からしつけ教室を通して犬や猫と人が幸せに暮らせる環境や制度を作っていく社会貢献を目指している。また、セラピードッグの活動をサポートするとともに、使役犬のストレス管理に関する研究を進めている。
しつけ教室(パピークラス)の様子
ホールアウトに上陸したトドの群れ
調査船と並走するカマイルカ
産業界等へのアピールポイント（用途・応用例等）
未だ、動物病院が二の足を踏んでしまっている、動物病院における動物看護師のしつけやパピークラスの運営は、動物病院経営を底上げすることができるツールの一つである。また、動物看護師資格の国家資格化へのレベルアップに伴い、動物看護師の職域に変化が生じる。その中で、収入増を目指すためには、看護師に任せることができるしつけ・リハビリ・緩和ケアなどができる動物看護師を雇用することが一つの方法である。私の研究室では、動物病院向けのしつけ教室の導入をサポートすることができる。
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