NEWS No.72(2026年度)
サイエンスファーム2026を開催しました
今年で6回目を迎える、酪農学園大学が主催する高校生研究発表企画「サイエンスファーム2026」が8月1日(土)に開催され、多くの高校生たちが集い、研究発表を行いました。
今年度も対面とZoomによるハイブリッド形式で実施され、道内外から27校が参加し、71演題(オンライン発表を含む)の発表がありました。
会場内では高校生同士の活発な質疑応答に加えて、本学教員や学生からも質問やアドバイスが交わされるなど、熱気あふれる研究発表の場となりました。


高校生たちは、研究(サイエンス)の着想から実施、発表までの過程を、各高校の先生の指導のもと、時に本学教員のアドバイザー制度も活用しながら進め、研究力を育みます(ファーム)。研究者を交えた発表の機会を提供するサイエンスファームは、高校生の知的好奇心をその過程を通じて育てる機会となっています。


発表部門は、アイディア段階の構想や、興味をもったテーマに関して文献等で調べ、自身の考えを加えまとめた「構想・文献まとめ部門」と、一定レベルの完成された研究成果を発表する「研究成果発表部門」の2部門となっています。参加者同士が互いの研究発表に触れることで、新たな関心や視野の広がりが生まれることも本取り組みの特徴です。

各発表のテーマは、以下のリンクよりご覧いただけます。
酪農学園大学 Science Farm 2026 発表テーマ一覧はこちら ↓
https://sites.google.com/rakuno.ac.jp/science-farm-2026/program?authuser=0
■研究成果発表部門:17校29演題
■構想・文献まとめ部門:15校42演題

ー発表した高校生にインタビューを行いましたー
発表終了後、今回のサイエンスファームで発表を行った高校生にインタビューを行い、発表に向けて努力したことや感想を伺いました。
北海道ニセコ高等学校
坂井希絆さん(2年生)竹中ひよりさん(2年生)
演題タイトル「袋を用いたホワイトアスパラガスの促成栽培における株齢が収量に及ぼす影響と地域農業への波及」

ー坂井さん
「今日の発表が大きな刺激になり、今後の研究への意欲が高まりました。また、まだ知らない専門用語も調べて理解し、説明できたことはとても自信につながりました。
今後もレストランと協力して、冬でもニセコ産のホワイトアスパラガスを楽しめる仕組みを作って地域活性化に貢献したいです。」
ー竹中さん
「質疑応答に応えるため、先行研究の内容について徹底的に理解を深めました。
高校は3年間しかなく年単位で研究単位が変わってくることもあり、自分たちが卒業する前に成果が出ないこともあります。それでも「何のための研究か」を地域のホワイトアスパラガスと結びつけて、先輩たちの研究も理解し発表に臨みました。大勢の前で質問に答えられ、大きな達成感を得られました。」
山村国際高等学校(生物部)
美畄町直織さん(2年生)
演題タイトル「学校屋上ミニプールからのシアノバクテリアの分離と同定」
安藤愛莉さん(2年生)
演題タイトル「マヌカハニーによるバーンズ迷路を使用したマウスの記憶力向上の測定」
森田虎太郎さん(2年生)
演題タイトル「キャッサバ(Manihot esculenta)によるⅡ型糖尿病モデルマウスのインスリン抵抗性の予防効果」

ー美畄町さん
「去年のサイエンスファームでの発表に比べ、今回は途中で止まることも緊張することもなく話すことができたので、発表が上手になったと実感しています。部活内で先輩に発表する機会もあり、スライドの作りや説明など、先輩に指摘された箇所を改善してきました。
自分の研究も順調に進んでおり、来年に向けた研究の目標や計画も決まっているので、次回はさらに進化した発表ができるよう頑張りたいです。」
ー安藤さん
「人生で初めてだった去年の(サイエンスファームでの)質疑応答では、答えることに精一杯でミスをしてしまったのですが、今回のサイエンスファームでは質問の意図をしっかり理解し、どう答えれば相手に伝わりやすくなるかを意識して回答できました。
動物を扱う研究なので思う様にはデータが安定せず、計画通りに進まない難しさもありましたが、実験計画の立て方など新たな課題が見えたので、この経験を来年につなげたいです。」
ー森田さん
「今年の2月に入部してから2回目の発表でしたが、1回目よりも成長できたと感じています。事前に対策していた想定質問が来たので、質疑応答もスムーズに対応できました。また、説明のテンポや展開の仕方、強弱などを工夫して発表している他の高校生の発表を聞き非常に刺激を受けました。
研究面では、これまで取り組んでいるキャッサバの効果をまだ検証しきれておらず、他にもキャッサバ以外の食材で同じ効果が出るか、これから検証したいと思います。」
ー翌日(8月2日)に実施した体験・見学ツアーの様子を紹介しますー
今年度は、高校生たちが「獣医療」を身近に感じるためのプログラムを展開しました。
大学らしく必修科目と選択科目を用意し、それぞれ楽しく履修していただきました。
前半は、必修科目「獣医師体験」。獣医学生が実際に日々学ぶ実習教室(スキルスラボ棟)に入り、本格的な技術指導を経験しました。道具の扱い一つひとつに集中し、熱心に取り組む高校生たちの真剣なまなざしが眩しく感じられました。


後半の選択科目では、それぞれの関心に合わせた体験プログラムを実施。舞台裏を見学する「附属動物医療センター見学ツアー」と、犬たちと触れ合いながらケアを学ぶ「ドッグケアツアー」に分かれて参加しました。


緊張感あふれる体験から笑顔あふれる触れ合いまで、参加者は終始楽しみながら、獣医療の最前線と動物に関わる仕事の魅力を深く学ぶ機会となりました。


皆様のご協力により、サイエンスファーム2026は無事終了することができました。
来年の「サイエンスファーム2027」も、 より多くの高校生のご参加をお待ちしております。
【関連】
◆サイエンスファーム2026ホームページ
https://sites.google.com/rakuno.ac.jp/science-farm-2026/home
◆サイエンスファーム2025(大学公式ホームページ)
https://www.rakuno.ac.jp/39551.html
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