第16回全日本ホルスタイン共進会で本学自家生産牛が優等賞第6席に入賞 ― 自家生産牛として本学初出場での快挙 ―
Date:2025.10.27
NEWS NO.76(2025年度)第16回全日本ホルスタイン共進会で本学自家生産牛が優等賞第6席に入賞
― 自家生産牛として本学初出場での快挙 ―
10月25日(土)~26日(日)、北海道勇払郡安平町で、全国から選抜された乳牛が一堂に会する第16回全日本ホルスタイン共進会が開催されました。「乳牛のオリンピック」とも称されるこの大会は、5年に一度開催される全国規模の共進会で、乳牛改良の成果を競う最高峰の舞台です。
この大会の第1部審査(出生後10か月以上12か月未満の部 10月25日実施)において、本学フィールド教育研究センター酪農生産ステーションで種付けから出産・哺育・育成まで一貫して学内で飼育された自家生産牛「ドルビック ポテトサラダ ミル号」が出場し、優等賞第6席を獲得しました。
今回の結果は、フィールド教育研究センター酪農生産ステーションの技師をはじめ、日々の飼養管理や共進会に向け調整に取り組んできた学生サークル「乳牛研究会」の努力によるものです。当日は同研究会の学生が出品牛をリードしました。
第1部には全国から29頭が出品され、その中で優等賞を授与される牛は限られた頭数のみです。そのため、今回の優等賞入賞は大きな名誉であり、自家生産牛で初出場での受賞は、本学にとっても大きな快挙となりました。
出場結果
<部門:第1部 未経産 10月以上12月未満> 優等賞 第6席
・ドルビック ポテトサラダ ミル号 令和6年10月27日生まれ
【学生のコメント】
乳牛研究会 瀨川凜華さん(循環農学類4年生 島根県立出雲農林高等学校 出身)
「今回の牛はショーで扱うショーカウであり、系統的には肉が付きやすい牛であるため、給餌内容が体型づくりに合っているかを確認するため、体高や体重、胸囲を毎週計測していました。成長期の牛は自然に体重が増えますが、審査ではバランスのとれた体型が求められるため、共進会に向けて少し体重を調整して臨みました。結果として優等賞をいただけましたが、個人的にはリード技術に課題が残り悔しさも感じています。次回5年後に出場する後輩たちには、今回の経験をぜひ活かしてほしいです。」
本学では、これからも実学教育を通じて、学生が自ら現場で考え、学び、実践する力を育んでいきます。
今回の成果を励みに、今後も次代を担う酪農人材の育成に努めてまいります。
【関連記事】
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【参考】関連リンク
◆乳牛研究会
https://www.rakuno.ac.jp/archives/club/1471.html
◆フィールド教育研究センター酪農生産ステーション
https://www.rakuno.ac.jp/outline/farm.htm

